一番下のチビと熟睡中。夜中に全く突然、咳を始める娘。慌てて起きて背中をさするが、咳の仕方が尋常でない。ゼーゼー ヒューヒューといった、とにかく呼吸が苦しそう。こんなこと、初めて。
吐きそうな素振りを見せたので、トイレに駆け込む。胃腸風邪か?かなり昔ですが、妻が入院中に、私が一番上の息子にご飯を食べさせていた時、何の前触れもなく突然ブハッと食べたモノを全部私に向かって吐かれたことを思い出した。何度も経験したよくある病気。
ところが何も吐くわけでない。胃腸風邪ではなさそう。身体を折り曲げてゼーゼーいう娘。飲みものも受け付けない、話すことも出来ない状態。ただし熱は無いし、どこかに痛みがあるわけでもなさそう。風邪気味なども全く無く、普通に保育園に行き、普通に夕飯も食べ、元気だった。
妻とかわるがわる縦抱っこ。大丈夫大丈夫と、声をかける。妻の抱っこの間にネットで色々調べる。病気の解明こそ、まさにネットの最高の利用価値。
呼吸器系かなー。該当しそうな内容はあったが所詮素人。自信が無い。
30分ほど経過。時計は0時を回っていた。症状が少し落ちつき、眠たいせいか頭を私の胸に預けてくる。ただ、明らかに呼吸に異音がする。まさに喘息の症状。
やがて息苦しいのか、突然手足をバタバタさせて激しく咳き込む。気道が狭くなっている感じを受けた。ゼーゼーという喘鳴(ゼンメイ)を繰り返す。呼吸が止まってしまうのではないか、親は悪い方悪い方へとどうしても考えてしまう。
救急に行った方が良いか?頭に浮かぶ。いや、もう少し様子を見よう。少し楽そうな時もあるし、朝まで何とかならないかな。
1時間ほど経過。ところが一向に収まる気配が無い。とにかく苦しそう。見る方も辛い。妻の一言「 呼吸が出来なくなりそうだよ。」で、決意を固め、救急に行くことに。
過去に何度か行っています。夜寝る前に、息子が滑って頭を切った時は、救急で縫ってもらいました。なぜ、夜寝る前や、休日になるとトラブルがあるのか、不思議なくらいです。
向かうと決めたら一刻も早く。熟睡している上の兄弟を置いて日赤の救急に。上の兄を無理やり起こして事情を説明。聞いてるのか聞いてないのか分からない、寝ぼけている。
夜中の1時。うっすらと霧がかかっていました。空気は冷んやりと、冷たい。
カルテを書き、救急の待合室に。この時間は静かで、他の患者は居なかった。病院に来たことで妻の気持ちが安心したのか、またその気持ちを敏感に感じたのか、スヤスヤと寝始める娘。
あれあれ。後悔し始める私。やはりあともう少し我慢すべきやった。こんな内容で救急をわずらわせてしまい、本当に申し訳ない。
当直の看護婦さんも、若い男の先生もとても丁寧に対応してくれました。吸引器で薬を吸わせたら、しゃべれるように。最後は笑顔で先生にバイバイまで。
今回、このような内容で救急を受診してしまい、本当に申し訳無かったと思っています。日本の医療の現場は、特に救急は過酷な仕事。もっと重篤な患者の為にあるものです。私たちも、発熱くらいなら翌日まで様子を見るのですが、呼吸器系はどうも訳が分からず、あれだけ苦しそうにされたら我慢出来ませんでした。
日本はまた小児科医も減少しているといいます。リスクも高く、成り手が少ないそうです。かなりボランティア精神が強くないとやれない仕事と聞いています。( ブラックジャックによろしく参照。ネットで無料で読めます )私も妻に、ちょっとの熱くらいで受診するなと言っていますが、やはり親というものはどうしても心配してしまいますね。
安心してスヤスヤと眠る娘。いったい何だったのか?原因は不明。
私も疲れ切りましたが、頑張って記録しました。またいつか参考に出来るかもしれません。
しかし、最近、突発的なことが続くなー(^^;;