2016年1月11日月曜日

右膝激痛・・そして

前回の続きから。

快晴です。






お。富山マラソンのTシャツの方発見。




実は私も着て出場。このブルーのTシャツ、割と好きかな。

10時号砲。いよいよレースが始まりました。

最初は、昭和村の中を走り、すぐに園内を駆け下りていきます。勢い良く走り抜けて行く方が何人も。

「スゴイな。そのペースで21km走れるのかな?」

ハーフマラソンは私は5回目。17km辺りでくるピークに何度泣いたことか。ハーフとはいえ、ペース配分は大事です。

序盤から、かなりのハイペースの方に何人も抜かされました。私はとにかく普段の練習のペースを意識しました。余りにハイペースは絶対に後半でバテるはずです。

ハーフはフルマラソンとは違い、スピードレース。フルならkm5分から5分半ですが、ハーフなのでkm5分を切るペースが目安でした、私の場合。km4分台後半だから、割と早めのペースでしたが、それでもかなりの数に抜かされました。余りレース経験の無い方が、序盤から突っ込んだのかな。

右膝の違和感はずっとありましたが、耐えれないものでは無かったです。

そのまま8kmほどはイーブンペースで。9km付近に長い登り坂が続き、ぼちぼちペースが落ち始めた方を何人も登りで抜かしました。快感です。

ところが、坂を登り終えて下りにさしかかった時でした。

右膝に強い痛みが。ズキッーー!

「うわ、これ、ヤバイやつや」

かつて鵞足炎を起こした時の痛みに似てます。すぐにペースが落ちました。痛みでペースが維持出来なかった。

先ほど、坂で抜かした方々にまたも抜かされました。というか、そんなこと気にしている余裕すら無くなりました。一歩ごとにズキズキと痛む。

10km地点は超えましたが、この痛みを持ったままあと半分以上を走れる自信が全く持てなかったです。練習の時だったらすぐに止まる痛さです。

「リタイア」の4文字が何度も脳裏をよぎり、運営スタッフの姿を探すようになりました。

11km。さらにペースが落ちました。普段の練習ならまだまだハイペースで走れる距離です。何でよりによって本番で発症するんよ!

12km。だましだまし何とか走りましたが、もう限界寸前。痛みがごまかせない。

悔しい。右膝以外は何にも問題ないのに。疲労感もないし、スタミナもまだまだある。今年最初のレースがいきなりリタイアとは。

13km。ブログタイトルは「試練のスタート」やな、とぼんやり考えながら、いつ走ることをやめるか、チャンスを探していました。

14km。リタイアしよう。完全に故障してランナー生命を絶たれるくらいなら、勇気ある決断も大事だ!余りの痛みに思考能力が無くなっていました。ただ、足を前に出すだけ。

15km。おや。

痛みが薄れてきたような。感覚が麻痺してきたのかな。

16km。一か八か、ペースを上げてみました。

走れる走れる。下りだったこともあり、何とkm4分まで上げれた。

良かった。完走出来そう。しかもペースダウンのおかげで、スタミナがかなり残ってる。まさか出来ると思わなかったビルドアップを今こそ。

18km付近からの登り坂。明らかにバテてペースが落ちている方を何人も抜かしました。快感過ぎる。序盤や中盤で抜かされた仕返しを今こそ。(性格わるっ)気持ちは、2区の服部勇馬選手。よし、区間賞を狙おう。ニャイロを抜かせ。(意味の分からないことを妄想中)

最後の登り坂は確かにキツかったですが、昨年の御嶽ハーフの方がはるかにキツかった。

最後はラストスパート。

手応えあり。

結果は



1時間44分。PB大幅に更新です。嬉しい。ようやくここまで来れた。

右膝はヤバイことになってるけど(ー ー;)

余りに痛過ぎるので、ビッコを引いて救護室へ。事情を説明しましたが、予想に反して冷たい対応で、湿布を1枚手渡され、「自分で貼ってください」と。そりゃ、足が痛いのはみんな同じだろうし、そんなことに対応出来ないのはわかりますが。m(__)m

尋常でない痛みだったのです。すいませんでした。

その後、足を引きずり、豚汁の列に並び
 





豚汁、美味しかった。

記録更新は嬉しかったけど、この後の代償が恐ろしい。

故障者リストに仲間入りかな。

けど、やっぱりレースは楽しい。





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