坂本峠に向けて、登り坂を走っていきます。雨はほとんどあがりましたが、一面の曇り空でした。
おや。
工事による「片側交互通行」の看板が。
トンネル内の電灯工事とかで、警備員のおじさんが立っている。
「中を走る?」と聞かれ、内心(坂本峠を走れっつーのか)と突っ込みを入れつつ「お願いします!」と、ここは謙虚に。
ちなみにトンネルを使わずに超える坂本峠は、かなり昔15年くらい前に車で走ったことがありますが、とんでもない林道です。今は通行止めだったような。
坂本トンネルに入って分かりました。
この工事は、めちゃくちゃラッキーかもしれない!
というのは、今まで何度もトンネル内を走りましたが、基本的にランナー用の歩道はありません。かろうじて車道より少し高くなった歩道(といえるのか?)があるだけ。整備されたトンネルなら車道と歩道のあいだに柵がありますが、田舎のトンネルでは、まず少ないです。
そもそもが、こんなところを歩いたり走ったりして渡る人が居ないからだ!
(ちなみに、昔はこのトンネルを越えるだけで、中型車は500円かかる有料道でした。私、回数券買ってました。)
その狭い暗く危ない歩道を走らずに、片側規制している工事側を走れるかも。
車ならあっという間の1,300mのトンネルも、走って渡るなら5分以上かかります。
半分ほど走ったら、入り口の方から無線で連絡を受けたらしいトンネル内の警備員のおじさんに「工事側を走って!」と声をかけられた。(言われなくても走ってたけど)
トンネル内を走れば分かりますが、狭い歩道を走るのはめちゃくちゃ怖いんです。結構なスピードですぐ横を車が通るし、トンネル内は音が反響するから、物凄い爆音がします。
お陰で怖い思いをせずに走れ、出口の警備員の方には御礼を言いました。
トンネルを抜ければいよいよ郡上市です。
郡上に入ってからは、一転、晴れ間がのぞき、みるみるうちに気温が上がってきました。めちゃくちゃ振られた雨がウソのよう。寒さにふるえた数時間前がウソのよう。ウインドブレーカーを脱いで短パンの後ろのポケットに入れます。
手のひらの中に収まるくらい、小さくたためるモンベルのウインドブレーカーは、ほんと買って正解でした。着てなかったら低体温症とかになっていたかも。
42kmを越え、いよいよ未知の距離を走ります。下り坂が延々と続きます。
すっかり花の終わった、國田家の芝桜のすぐそばを通り、ひたすら下っていきます。50kmを越えるとさすがに疲れが見えてきました。脚が重いし、痛い。写真を撮る余裕は完全に無くなりました。歩道のある側の道へと、右へ左へと交互に走って行きます。
ついに60km地点を越え
ストン、と。前振れもなく脚が止まりました。ガス欠で停まったかのようでした。そこが限界だったようです。
もう走れん・・・・ムリ。
そこからは、歩く、走るを繰り返すようになりました。急激にペースが落ちていき、キロ7分台がほとんど、時々8分台まで落ち込みました。脚の痛みが激しく、前に出すことが精一杯。
ついに地獄がきました。
そんなとき、迎えに来てくれた妻の車が。。。。
普段は何かとケンカも絶えず、子どもたちもドン引きするくらいの犬猿の夫婦関係ですが
あまりにも過酷な状況で遭遇する妻が
なんと
「女神」に見えた
イヤほんとに。
さすがに女神さまにトボトボ歩く姿は見せれず、頑張って走りましたが、それも長くは続かず
残りの5kmは、まさに地獄でした。いつもなら30分もかからず走れてしまう5kmが、とてつもなく遠く感じた。
とはいえ、うちの女神さまは、給水のコーラを買ってきて欲しいと頼もうと携帯に電話するが、一向に携帯に出てくれない鬼(嫁)でもありました。しかも2度も。ま、いつものことですが・・・
42kmを越え、いよいよ未知の距離を走ります。下り坂が延々と続きます。
すっかり花の終わった、國田家の芝桜のすぐそばを通り、ひたすら下っていきます。50kmを越えるとさすがに疲れが見えてきました。脚が重いし、痛い。写真を撮る余裕は完全に無くなりました。歩道のある側の道へと、右へ左へと交互に走って行きます。
ついに60km地点を越え
ストン、と。前振れもなく脚が止まりました。ガス欠で停まったかのようでした。そこが限界だったようです。
もう走れん・・・・ムリ。
そこからは、歩く、走るを繰り返すようになりました。急激にペースが落ちていき、キロ7分台がほとんど、時々8分台まで落ち込みました。脚の痛みが激しく、前に出すことが精一杯。
ついに地獄がきました。
そんなとき、迎えに来てくれた妻の車が。。。。
普段は何かとケンカも絶えず、子どもたちもドン引きするくらいの犬猿の夫婦関係ですが
あまりにも過酷な状況で遭遇する妻が
なんと
「女神」に見えた
イヤほんとに。
さすがに女神さまにトボトボ歩く姿は見せれず、頑張って走りましたが、それも長くは続かず
残りの5kmは、まさに地獄でした。いつもなら30分もかからず走れてしまう5kmが、とてつもなく遠く感じた。
撮影(女神さま)
ゴール間近の余りにも情けない後ろ姿。8時間近く走り続けたら、こうなります。抜け殻です。
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