けど、この日陰での5分ほどの休憩が良かったです。
身体から熱が引きました。
走りながら色々と考えたのですが
過去のフルマラソンやハーフマラソンでの色々な経験は、このウルトラ100kmでずいぶんと役に立ちました。暑さに関しては、初めて走ったハーフマラソン(山之村)で熱中症になったことが。あの時のエラさに比べれば、こんなのまだマシ、と。フルマラソンでの35km付近でのエネルギー切れも、今回はまだ来てない。あの時のキツさに比べれば、こんなのまだ平気、と。
夕方にさしかかり、少しだけ涼しい風を感じるような気がしてきて、少し楽にもなりました。
川上川を越えたら
ついに分岐に。
71kmはこの後すぐにゴールのビッグアリーナに。
100kmはここを右折し、延々15kmほど清見まで走らされます。
ここからが100kmの地獄。
しかも待ち受ける「裏ボス」
説明会の時に言われた最後の激坂、通称「裏ボス」が待っているのです。
この分岐からは、なぜか元気が出てきました。
自分でも不思議でした。
1.夕方16時半を越え、少し涼しくなってきたから
2.何度か試走をしているコースだったから
そして何より
3.「完走」の2文字が見えてきたから!!!
21エイド 八日町新鮮野菜販売所(87.4km)までは、歩くことなく、それどころか割と良いペース(km6分台)で何人ものランナーを抜きました。
このエイドで食べたトマトが死ぬほど美味かった!!!
トマト最高!!!
エイドを出るとすぐに表れる「裏ボス」様
こんなの序の口。
練習の時の「裏ボス」
3km近い登り坂。しかも一度下りてまた登るという、2コブらくだ式。
練習では走って登ったんですけどね。
90km近く走ってきた脚ではさすがにムリだし、周りの誰も走っていない!!
この時、実は脚がまだ残っていることを実感していました。
「よし、最後の関門を越えた平地はビルドアップしてゴールしよう」
そう決めて、ひたすら「裏ボス」を耐えました。
90kmの記録計測は感動しました。「完走」を実感しました。制限時間も余裕がある、はず!?
脚は残っていたのですが、頭の方、考える気力は無くなってきていました。タイムの計算が出来ない!!私のタイムって間に合うのか???
その時、白ゼッケン(AM4時45分スタート)の2人のランナーの会話が聞こえてきました。
「これ、今の時間だと最終関門の関門時間(17時45分)に引っかかるかも・・・」
「えええええ。私、関門に引っかかるの初めてです。急ぎます!!」
どうもウルトラを走り慣れた2人のようです。私は2部のスタートなので彼らより15分余裕があるはず。この会話を聞いて少しだけ安心しました。けど、ペースを早めて駆け下りているこの人たちに付いていこう、と決めました。
「関門時間を気にするのって、嫌だろうな・・・」と思いながら、急いで駆け下りる2人のランナーのすぐ後ろに付けました。お蔭で、最終関門の公文書館まで、km6分9秒とkm6分11秒という、かなり早いタイムで駆け下りることが出来ました。
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