2018年2月17日土曜日

感謝の金メダル

2018年2月
韓国のピョンチャンで開かれている冬期オリンピック

今日先ほど、フィギュアスケート男子の競技2日目が行われ、羽生結弦選手が見事金メダルに輝きました。

その瞬間をテレビで見ることが出来て
私はもう涙が止まりませんでした。

可愛らしい、若干23歳の、くまのプーさんが好きな男の子。

けど、その精神力の強さは、倍の年齢の私からしても尊敬に値します。

というのは、昨年11月に靭帯を損傷する大ケガをしたときのインタビューを、折しも私も自分のケガの治療に通っていた整形外科の待合室で見かけました。

羽生選手は
「こういったケガをすることで、健康で滑れることのありがたみが理解出来ました」とインタビューに答えていました。

この子(と言ってしまうと失礼ですが、親しみを込めて)は本当に強く、そして何より
「感謝が出来る子」だなと。この謙虚さと、感謝の気持ちと、そして強靭な精神力が、彼を金メダルへと導いたのだと実感しました。

ケガのせいで、約2か月間、リンクにすら上がれなかったとの話です。前回ソチで王者になっているのだから、世間の期待値もハンパなかったはずです。ピョンチャン入りしてからも、練習では4回転は飛んでなかったとの話です。ケガの苦しみは、私自身、今現在も痛みに苦しんでいるので良く分かります。(羽生選手と比べるのは余りにもおこがましいですが 苦笑)

私自身も、何度もケガに苦しみました。前々回、2年前のウルトラ100kmは左ひざのケガで出場出来ませんでした。前回のウルトラの前にも左ふくらはぎをケガしてしまい、それでも何とか100kmを完走でき、あの苦しみを克服できたことは、自分自身への大きな自信につながりました。

私がウルトラに挑戦しようが、ケガをしようが、マスコミどころか、知り合いだって心配してくれる訳でもなく、家族がようやく「出場して大丈夫?」と言ってくれました。ところが羽生選手は世界中から期待されるわけです。その重圧はいったいどれほどのものだったのか、想像を絶します。

その期待にこたえ、ショートプログラムとフリーの2日間であれだけの完成度を持ってくる精神力の強さ。金メダルが確定したときは、もうまるで自分のことのように涙が溢れてきました。

嬉しかったです。本当におめでとう。本当にお疲れ様でした。

羽生君は(親しみを込めて)滑り終えた後や、表彰される前に必ず
「ありがとうございます」とつぶやいているのがハッキリ見てとれます。
この彼の、あらゆる人への感謝の気持ちが、私の心を強く強く揺さぶってくるのです。
想像を絶する辛い経験をして、それを乗り越えた彼だからこそ、それをあの笑顔で言えるのです。
そんな彼だからこそ、多くのファンが世界中に存在するのでしょう。

余りの感動に、どこかでこの気持ちを表現したくなり、一気にこの記事を書きあげました。将来の自分が読み返しても何か得るものがあるかもしれませんので。

羽生結弦選手、本当におめでとう。
そして、最高の感動を見せてくれて本当にありがとう。





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