私にとって、もうひとつ大事にしていること。
それが「年賀状」です。
今年は少しやる気が出たので、つい先だって個人、会社ともに、来た年賀状を全てチェックしました。全てやろうとすると約450枚以上。
「あ、住所を間違って出していた」とか、まれに「うわ、名前を間違えて出してた」とか、登録ミスがあるので意外と大事で地味な作業。
今回、ふと気づいたのが
「あれ。あの会社から年賀状来てないな」
その相手は
10年どころか私の記憶にないくらい、先々代くらい昔より取引のある会社。
かつ、うちがお客様の立場の会社。
かつ、毎月の取引が万単位の会社(請求書はもちろん毎月来ます)
かつ、以前は年賀状が来ていた会社。
その会社から来ていない。ご不幸があったとか聞いてないしな。おかしいな。
ま、その会社の担当者には聞けるからと思い、ストレートに聞いてみた。
すると、小さい声での返事が
「すみません。昨年より年賀状を出すこと自体、やめたんです。うちの会社」
「えーーーー。マジですか」
私にとっては、かなり衝撃でした。
個人で年賀状の返事が無いこと、よくあります。今やSNS系が主流ですから、メールやラインなどで挨拶省略というのも有りでしょう。だけど、会社関係で、しかも相手がお客様の立場の会社への年賀状を廃止にするとはなー。びっくりしたわ。
うちは、主要の取引先に出し忘れるといったことは間違ってもありません。それはさすがに非礼かな、と。うちの場合は、その年に新たに増えた顧客もチェックし、(すべてのお客様にはもちろんムリですが)なるべく出すようにはしています。
年賀状も400枚も出せば、購入代だけで2万円以上。それにインク代と、膨大な手間代がかかります。うちの場合はありきたりな年賀状は嫌なので、少し凝ったデザインで。掛ける経費や手間も馬鹿にならないのも分かります。
とはいえ、年賀状を廃止にするとは。
ただ、その会社だけでないのです。他にも年賀状が来ない会社が数社あるのです。その相手はどこも
うちがお客様の立場の会社で
毎月の取引が万単位で
かつ以前は年賀状が来ていた会社です。
その会社も同じように年賀状を出すことをやめたのでしょうか。これも時代の流れでしょうか。まあ、たかが年賀状と言ってしまえばそれまでですが。
間違っても、私は年賀状が来ないことに怒っているわけでも、その姿勢を非難しているわけでもないです。ただ単に、私の価値観と違うのでびっくりしているだけです。
人それぞれだから、それはそれでいいとも思うのですが・・・・
ただ
初もうでに行かない、とか
お節は食べない、とか
お年玉はあげない、とか
は、その人の主義でいいと思うし、子どもたちに「ケチやな」と思われるくらいなので大したことではないかもしれませんが
年賀状は、年の節目に挨拶を交わし合う、という消えつつある伝統的な慣習なのでちょっとそれとは違うかな、と。
「相互的な要素」が強く、ちょっと間違えると、「相手に挨拶をしたのに返事がない」に近いくらいの要素があるような気がするので、さすがに私はやめることはムリかなと考えています。
とはいっても、私もムダな経費は削りたいので、さっそくその会社には出さないように、チェックは外しました。ま、うちがお客様の立場なので、問題ないでしょう。
価値観、変わりつつありますね。
けど、50円60円を勿体無く思って、その為に高い高い代償になるかもしれない、というリスクは考えないのかしら?私の場合は、怖くて出来ません。
追記
今年から急激に増えたのが、子どもたちの年賀状。習い事やっている同級生全員に出したいからお願い、とかでビックリするくらい増えた。
ま、今年はやってあげたけど、来年からは文面は自分達でやりましょう。版画や、プリントごっこで。私も子どもの頃は自分でやりました。
プリントごっこ、懐かしい。電球でフラッシュするヤツね。使い捨て。もう売ってないみたいですね。昭和の記憶ですね。
さらに追記
私は、アンチSNS系なので、LINEやFacebookはやりません。皆がやるなら、それこそやらない選択肢もありでしょう。食わず嫌いはダメだから、もちろん試してはみました。ただ、必要以上に飛び込んでくる情報の多さに、戸惑いました。(まぁ、見なければいいんだけど)
友達のそのまた友達のリアルタイムな情報まで入ってくる。友達の友達は、友達では無いですよね。
年に一度、年賀状で
「あ、子ども生まれたんや」くらいの情報の方が穏やかで温かい。
私はそう思っています。
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