山小屋の部屋は、狭いこと以外は快適でした。寝袋にくるまり、耳栓をして寝ました。ぐっすりとは言えなかったですが、気付いたら隣の井原君に「起きてください」と、声を掛けられてました。耳栓のせいでアラーム音が聞こえなかったらしい(苦笑)またも寝坊するところでした(大汗)
S支配人や、T君はすでに準備が出来て外で待っていました。特にS支配人は気合いが目に出ていました。さすがです。
女子2人の支度を待ち、皆トイレに行ってからいよいよ出発です。
午前0時、風も相当に強く、なにより寒い!!
ヘッドライトの灯りが上の方まで続いています。大勢の登山客が頂上でのご来光を目指しています。
富士吉田市の街の明かりが綺麗です。雲も無く、このままなら綺麗なご来光が見れそう。
真っ暗な登山道ですが、ヘッデンを付ければ充分明るいです。それよりも、寒さと3,000mを越えてからの息苦しさはありました。
S氏と、井原君はまたも先をずんずん登って行きました。そしてそのまま一気に頂上まで。コースタイムを大幅に短縮して着いてしまいました。(けど、頂上でのあまりの寒さに参ってしまったとか)
我々は、休みながらゆっくりと登りました。急ぐと高山病になり兼ねないです。ここからがまさに正念場。
東洋館を出発し、太子館、蓬莱館、白雲荘、元祖室、富士山ホテル、トモエ館、江戸屋、御来光館、といくつも山小屋があります。山小屋のたびに休憩しました。これが吉田ルートの良いところ。ホッとします。
途中、何人も高山病になってしまっている登山客を見かけました。登山道を外れうずくまっている人、吐きながら登っている人、トイレで吐いている人。どの人もかなりエラそう。
幸い、私たちのパーティは誰も高山病にならずに済みました。ゆっくりと登ったことが良かったと思います。
九合目を過ぎたあたりから、かなり混雑してきました。時々、渋滞して立ち止まるようになり、さらに時々列が動かなくなりました。寒い中、立ち止まって待つのはキツかったです。いつの間にか、女子とT君ともはぐれてしまいましたが、ここまで来ればまずご来光には間に合いそうです。頂上で合流しましょう。
AM4時40分、私が先に登頂。先発隊の2人と合流しました。2人は相当に長いこと待っていたみたい(汗)そして、AM5時、女子とT君も無事登頂!!全員がご来光に間に合いました!!
山中湖の向こうに太陽が。
少しガスも出てきてしまいました。
それにしても寒い!!
ご来光の瞬間。
まずまず綺麗なご来光が見れました。
日本で一番高い場所でのご来光です。
感無量です。
では、剣ヶ峰に向かいますか。
とはいえ、実はお鉢巡りはけっこう大変。
(黄色のライン、右上から時計回りに剣ヶ峰を目指します。コースタイム、約50分~1時間)
夜中に3時間以上標高差700mを登ってきて、さらに1時間歩くのはけっこう厳しいです。
しかもこの日は天候が悪く、相当な強風が吹いていました。
成就岳を登る前に女子2人とT君が断念。
私とS支配人、井原君とで剣ヶ峰を目指しました。
その後も天気は回復せず、途中、かなりの強風にあおられる箇所までありました。油断したら富士の火口に落ちかねません。女子は来なくて正解でした。
剣ヶ峰登頂。
一面のガスです。今日はもう天候は諦めるしかないです。
その後、吉田口の下山口まで戻り
AM7時半下山開始。
その後、一足先に下山を開始していた3人と合流しました。
長い長い下山のつづら折り。これはもう本当に長く、単調です。
途中、何かに目覚めたかのようにT君が走り始め、そのまま走って先に五合目に到着(笑)どうしてしまったのでしょうか。登りはあんなにも辛そうだったのに。
下山時も部下のザックを持ってあげるS支配人と井原君。何だかんだと優しい上司です。
(女子たちはちょっと甘え過ぎかな~)
AM11時。富士スバルライン五合目に到着。
本当にお疲れ様でした!!!
その後、バスで北麓駐車場に行き、お風呂→昼食(吉田うどん)→道の駅(お土産)→名古屋→高山の長い長い道のりを戻り、PM21時高山に到着。
天気はあまり良かったとは言えなかったですが、全員が高山病にもかからずに登頂出来たこと、ご来光が見れたこと、ケガなく無事に帰ってこれたこと、これで充分です!!
楽しい2日間でした。
参加してくれてありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿