注 3年前の記事です。
先だって我が家で起こったことを綴ります。少し長くなるかもしれません。なるべく正しく書きたいのです。
例えブログとはいえ、大げさにいえば世界中の人が読める訳です。さまざまな価値観の違いがあり、読む方によっては不快に感じる部分がもしかしたらあるかもしれません。反論もあるかもしれません。あくまでも私の主観であることをあらかじめお伝えしておきます。
小中学生くらいのお子さんをお持ちの方なら多くの家庭で同じでないかと思いますが、わが家でも子どもたちはカードにはまっています。
娘たちが夢中になっているのは「アイカツカード」飛騨地域ではテレビ放映されていないので、知らない同級生も多いようですが、娘たちはYouTubeで知ったようです。
ある日、妻と娘がゲームコーナーにあるアイカツカードを使って遊べるゲーム機で遊んでいました。お金を入れるとカードが出てきて、画面内のアイドルをコーデ出来るというものです。
ちょっと脱線しますが、私たちの時代は「メンコ」でしたね。相手のメンコをひっくり返したり、下にもぐりこんだら相手のメンコを取れるといったものでした。段ボールいっぱい持っていたものでした。カードというものはあまり無かったような。私たちより少し前の世代で野球選手カードといったようなものがあったような・・
話を戻します。ゲームが終わった後、妻と幼い娘はカードを取り忘れたようで、「あれ?取り忘れたね」と、ゲーム機に戻りました。すでに次の女の子(小学生低学年くらい)がゲームを始めようとしていました。
「ここにあったカード知らないかな?」妻が女の子に聞きました。
「知らないよ」その子は答えました。
(あれーおかしいな。離れてからほんとわずかな時間しか経っていないし)
妻は不思議に思ったものの疑うのも何だし、少し探していたようです。
やがてその子がゲームを終え、居なくなりました。次の順番を待っていた子がどうも先ほどの子がカードを取ったのを見たようなことを言ってきたそうです。驚いた妻は、諦めようかどうしようかと思ったようですが、(この後書く息子の事件の後だったこともあり)ゲームコーナー中を探し回り、その子を見つけたそうです。
今度は「カード知らない?」とは聞かずに「カード持っているよね。返して。」と言ったそうです。
すると、その子はすぐに娘のカードを返したそうです。
次に、息子のケース。
息子たちの世代もカードに夢中。バトスピカードというものにハマりまくっています。大人たちからしたら「たかがカード」ですが、子どもたちにとってはレアカードを持っていることはひとつのステータス。そのあたりはいつの時代も変わらないですね。
ところが、ある日我が家にたくさんの子どもたちが遊びに来てバトスピバトルをしたあと、その日の夜に息子が大騒ぎを始めました。
「オレのレアカードが5枚もない!」
「取られたかな?」という息子に怒りました。「自分の管理が悪いんやろ。友達を疑うようなことをするな!」
私自身の価値観ですと、私が小中学生くらいの頃、もちろん悪い子はいましたし、「かつあげ」や「万引」といったことは確かに存在しました。ただ、私の場合は、友達のものを盗むという経験は周りに全く無く、あり得ないことでした。
※ 「かつあげ」と「盗む」のと、どう違うのって話ですが、ちょっと違う気がします。どちらも間違っていますが、かつあげはジャイアンでもしますが、泥棒はしないと思います。(ちょっと変な理屈かな)
その後次第に、色々なことから、友達の1人がもしかしたら盗ったかなということになりました。私も次第に疑うようになりました。
※ 本当は経緯を書きたいのですが、詳しく書くことでその子が特定されてしまう事を避けたいので省略しています。理由は後で説明します。
「僕のカード、取ってないよね?」といった、息子とその子はしばらくやり取りを続けたようですが、平然とウソをつく友達。(もちろん後でウソだったんだと分かったことです。その時は、あそこまで友達が無いと言うからオレが無くしたかも、と息子はずっと信じていました)
妻や、ある方と相談し、ついに私が出ることになりました。それまでは子ども同士の問題だから子ども同士で解決すれば良いと思い、息子とは話し合うも私がその友達に何か言うことは一切しませんでした。息子は私が出ることを嫌がりました。
下校途中の息子の友達を呼び止め、「持っていった息子のカードを全部持ってきなさい」「そうすればあなたの親にはこのことは言わない」と伝えました。
私の価値観では、私がその子に伝えたことは大変に不条理で、葛藤がありました。
1.盗ったという証拠がないのに完全に決めつけていること
2.それがさらに、大人→子どもであること
3.あなたの親には言わないから、と伝えることは、ある意味脅しているかのようであること
ただ、息子に平気でウソをついているかもしれない子に「持っていった?」と聞くのは「持っていってません」と言わせるチャンスを作ってしまうかと思いました。
その子は、私の言葉をしっかり聞いてすぐ「はい。返します。」と答えました。
その瞬間 「あ、この子は本当に盗ったのか」と確信しました。喜びは出来なかったです。かなり微妙な感情でした。
その後すぐにカードを全て返しに来ました。折り目などから息子のレアカードであることは間違いなかったようです。息子はカードが戻ったことは喜んでいました。
息子を少しだけ褒めてやりたいのは、さんざん泣いてまで悔しい思いをした事だったにもかかわらず、解決してからもその子と普通に遊んでいること、カードさえ返ってくれば、全く恨んでいるところがないこと。少しどんくさい気もしますが、それで良いのかもしれません。
今回、このふたつの似たような経験をして感じたことがいくつかあります。
割と最近のうちに、2回も「人のモノを盗った上に、平気でウソをつく」という経験をしたことに危機感を覚えます。周りに少し聞くと似たような経験をしている親も他にいるとのこと。私が、盗った子の親だとしたら、想像しただけでもゾッとします。今までたたいたことはありませんが、さすがに1,2発、ぶん殴るかもしれません。
それだけ、人のモノを盗むというのは恐ろしいこと。まさか、そのことを分かっていない子どもが沢山いるのか?
今回の件は、相手の子の親には言うつもりはありません。「あの子の将来の為には伝えるべきか」もちろん何度も思いました。けど、「他人の子のしつけはその子の親の責任」だと思いました。他人が口を出すことでは無いです。
私だって、他人の子だってかわいいです。その子が返しに来たとき、涙を流して息子に謝りましたが、私は「もう二度とこの家でやったらあかん」と強く叱りました。ただ、それ以上は言いませんでした。本当なら叩いてでも、分からせたいほどでした。それが本当の愛かと。
「相手の親に教えてあげるべき」
そういう考えを持たれる方も中にはいらっしゃるかもしれません。確かにこんな風にブログで書いてしまい、何がどう巡りその子の親に伝わるかもしれないし、そんな風に伝わるなら直接伝えるべきとも思いました。
では、そもそもなぜ今回のことをブログでうたったのか。
1.もしかしたら似たようなことで悩んでいる方がいるかもしれないから。
ただ、その方にお伝えしたいのは、たまたま私のケースは確信に近いものがあったから大人である私が問いただして解決しました。しかし、相手の親からしたらもし我が子が濡れ衣だとしたら疑われるのは何より辛いことです。親が出てくるなんてもってのほかです。やってもいないことを疑われてイヤな思いをされた方も大勢いるかもしれません。そのあたり、くれぐれも気を付けたいものです。
私の場合は、事件が起きてから1週間ほど経ってから私が出ました。それまではずっと悩んでいました。きっと「何で親であるあなたが出たの?最後まで子ども同士で解決させるべきでしょ」そういう声もあるかもしれません。おっしゃる通りかもしれません。ただ、息子と友達のやり取りを聞いている限り、これはいつまでも解決しないなと思いました。私の行動が正しかったかは分かりません。彼が、「人のモノを取ったらダメなんだ」と気付いてくれる事が本当の解決です。
2.カードゲームに はまる子を持つ親に「そんなこともあるんだ」と知ってほしいこと。
「そんなことがあるなんて全く知らなかった」そう思う方も中にはいるかもしれません。カードの交換などは茶飯事のようですし、力関係からの不条理な交換もあるようです。
ちなみに、「バトスピカード トラブル」などで検索すると、すごい数のQ&Aが出てきます。もっと複雑なものや、読んでいて苦しくなる内容もあります。
もし、ご存知なければ、一度わが子とカードの事でお話なさったらどうでしょうか?以外に知らないことが出てくるかもしれません。
私が今後気を付けたいのは、少なくともわが子たちにはきちんと教えること。
「自分のものは自分で管理すること」「カードは必要以上に持ち出さないこと」「カードの交換をするなら、どのような内容であれ、自分が納得出来るようにすること」(ただし今度わが家でやる場合は、交換は禁止と集まる子どもたち皆に分かりやすく伝えるつもりです)
「人のモノは取らないこと」
これは当たり前ですし、特に伝えていないです。今回、さんざんイヤな目に合ったし、そういった間違ったしつけはしていないつもりです。
そう。
うちの子に限っては。
~あれから3年。この時以来、同じようなトラブルは発生していません。気の小さい息子も、あの頃に比べると、だいぶ自分の意思を伝えることが出来るようになりました。4月からは中学生です^^
例えブログとはいえ、大げさにいえば世界中の人が読める訳です。さまざまな価値観の違いがあり、読む方によっては不快に感じる部分がもしかしたらあるかもしれません。反論もあるかもしれません。あくまでも私の主観であることをあらかじめお伝えしておきます。
小中学生くらいのお子さんをお持ちの方なら多くの家庭で同じでないかと思いますが、わが家でも子どもたちはカードにはまっています。
娘たちが夢中になっているのは「アイカツカード」飛騨地域ではテレビ放映されていないので、知らない同級生も多いようですが、娘たちはYouTubeで知ったようです。
ある日、妻と娘がゲームコーナーにあるアイカツカードを使って遊べるゲーム機で遊んでいました。お金を入れるとカードが出てきて、画面内のアイドルをコーデ出来るというものです。
ちょっと脱線しますが、私たちの時代は「メンコ」でしたね。相手のメンコをひっくり返したり、下にもぐりこんだら相手のメンコを取れるといったものでした。段ボールいっぱい持っていたものでした。カードというものはあまり無かったような。私たちより少し前の世代で野球選手カードといったようなものがあったような・・
話を戻します。ゲームが終わった後、妻と幼い娘はカードを取り忘れたようで、「あれ?取り忘れたね」と、ゲーム機に戻りました。すでに次の女の子(小学生低学年くらい)がゲームを始めようとしていました。
「ここにあったカード知らないかな?」妻が女の子に聞きました。
「知らないよ」その子は答えました。
(あれーおかしいな。離れてからほんとわずかな時間しか経っていないし)
妻は不思議に思ったものの疑うのも何だし、少し探していたようです。
やがてその子がゲームを終え、居なくなりました。次の順番を待っていた子がどうも先ほどの子がカードを取ったのを見たようなことを言ってきたそうです。驚いた妻は、諦めようかどうしようかと思ったようですが、(この後書く息子の事件の後だったこともあり)ゲームコーナー中を探し回り、その子を見つけたそうです。
今度は「カード知らない?」とは聞かずに「カード持っているよね。返して。」と言ったそうです。
すると、その子はすぐに娘のカードを返したそうです。
次に、息子のケース。
息子たちの世代もカードに夢中。バトスピカードというものにハマりまくっています。大人たちからしたら「たかがカード」ですが、子どもたちにとってはレアカードを持っていることはひとつのステータス。そのあたりはいつの時代も変わらないですね。
ところが、ある日我が家にたくさんの子どもたちが遊びに来てバトスピバトルをしたあと、その日の夜に息子が大騒ぎを始めました。
「オレのレアカードが5枚もない!」
「取られたかな?」という息子に怒りました。「自分の管理が悪いんやろ。友達を疑うようなことをするな!」
私自身の価値観ですと、私が小中学生くらいの頃、もちろん悪い子はいましたし、「かつあげ」や「万引」といったことは確かに存在しました。ただ、私の場合は、友達のものを盗むという経験は周りに全く無く、あり得ないことでした。
※ 「かつあげ」と「盗む」のと、どう違うのって話ですが、ちょっと違う気がします。どちらも間違っていますが、かつあげはジャイアンでもしますが、泥棒はしないと思います。(ちょっと変な理屈かな)
その後次第に、色々なことから、友達の1人がもしかしたら盗ったかなということになりました。私も次第に疑うようになりました。
※ 本当は経緯を書きたいのですが、詳しく書くことでその子が特定されてしまう事を避けたいので省略しています。理由は後で説明します。
「僕のカード、取ってないよね?」といった、息子とその子はしばらくやり取りを続けたようですが、平然とウソをつく友達。(もちろん後でウソだったんだと分かったことです。その時は、あそこまで友達が無いと言うからオレが無くしたかも、と息子はずっと信じていました)
妻や、ある方と相談し、ついに私が出ることになりました。それまでは子ども同士の問題だから子ども同士で解決すれば良いと思い、息子とは話し合うも私がその友達に何か言うことは一切しませんでした。息子は私が出ることを嫌がりました。
下校途中の息子の友達を呼び止め、「持っていった息子のカードを全部持ってきなさい」「そうすればあなたの親にはこのことは言わない」と伝えました。
私の価値観では、私がその子に伝えたことは大変に不条理で、葛藤がありました。
1.盗ったという証拠がないのに完全に決めつけていること
2.それがさらに、大人→子どもであること
3.あなたの親には言わないから、と伝えることは、ある意味脅しているかのようであること
ただ、息子に平気でウソをついているかもしれない子に「持っていった?」と聞くのは「持っていってません」と言わせるチャンスを作ってしまうかと思いました。
その子は、私の言葉をしっかり聞いてすぐ「はい。返します。」と答えました。
その瞬間 「あ、この子は本当に盗ったのか」と確信しました。喜びは出来なかったです。かなり微妙な感情でした。
その後すぐにカードを全て返しに来ました。折り目などから息子のレアカードであることは間違いなかったようです。息子はカードが戻ったことは喜んでいました。
息子を少しだけ褒めてやりたいのは、さんざん泣いてまで悔しい思いをした事だったにもかかわらず、解決してからもその子と普通に遊んでいること、カードさえ返ってくれば、全く恨んでいるところがないこと。少しどんくさい気もしますが、それで良いのかもしれません。
今回、このふたつの似たような経験をして感じたことがいくつかあります。
割と最近のうちに、2回も「人のモノを盗った上に、平気でウソをつく」という経験をしたことに危機感を覚えます。周りに少し聞くと似たような経験をしている親も他にいるとのこと。私が、盗った子の親だとしたら、想像しただけでもゾッとします。今までたたいたことはありませんが、さすがに1,2発、ぶん殴るかもしれません。
それだけ、人のモノを盗むというのは恐ろしいこと。まさか、そのことを分かっていない子どもが沢山いるのか?
今回の件は、相手の子の親には言うつもりはありません。「あの子の将来の為には伝えるべきか」もちろん何度も思いました。けど、「他人の子のしつけはその子の親の責任」だと思いました。他人が口を出すことでは無いです。
私だって、他人の子だってかわいいです。その子が返しに来たとき、涙を流して息子に謝りましたが、私は「もう二度とこの家でやったらあかん」と強く叱りました。ただ、それ以上は言いませんでした。本当なら叩いてでも、分からせたいほどでした。それが本当の愛かと。
「相手の親に教えてあげるべき」
そういう考えを持たれる方も中にはいらっしゃるかもしれません。確かにこんな風にブログで書いてしまい、何がどう巡りその子の親に伝わるかもしれないし、そんな風に伝わるなら直接伝えるべきとも思いました。
では、そもそもなぜ今回のことをブログでうたったのか。
1.もしかしたら似たようなことで悩んでいる方がいるかもしれないから。
ただ、その方にお伝えしたいのは、たまたま私のケースは確信に近いものがあったから大人である私が問いただして解決しました。しかし、相手の親からしたらもし我が子が濡れ衣だとしたら疑われるのは何より辛いことです。親が出てくるなんてもってのほかです。やってもいないことを疑われてイヤな思いをされた方も大勢いるかもしれません。そのあたり、くれぐれも気を付けたいものです。
私の場合は、事件が起きてから1週間ほど経ってから私が出ました。それまではずっと悩んでいました。きっと「何で親であるあなたが出たの?最後まで子ども同士で解決させるべきでしょ」そういう声もあるかもしれません。おっしゃる通りかもしれません。ただ、息子と友達のやり取りを聞いている限り、これはいつまでも解決しないなと思いました。私の行動が正しかったかは分かりません。彼が、「人のモノを取ったらダメなんだ」と気付いてくれる事が本当の解決です。
2.カードゲームに はまる子を持つ親に「そんなこともあるんだ」と知ってほしいこと。
「そんなことがあるなんて全く知らなかった」そう思う方も中にはいるかもしれません。カードの交換などは茶飯事のようですし、力関係からの不条理な交換もあるようです。
ちなみに、「バトスピカード トラブル」などで検索すると、すごい数のQ&Aが出てきます。もっと複雑なものや、読んでいて苦しくなる内容もあります。
もし、ご存知なければ、一度わが子とカードの事でお話なさったらどうでしょうか?以外に知らないことが出てくるかもしれません。
私が今後気を付けたいのは、少なくともわが子たちにはきちんと教えること。
「自分のものは自分で管理すること」「カードは必要以上に持ち出さないこと」「カードの交換をするなら、どのような内容であれ、自分が納得出来るようにすること」(ただし今度わが家でやる場合は、交換は禁止と集まる子どもたち皆に分かりやすく伝えるつもりです)
「人のモノは取らないこと」
これは当たり前ですし、特に伝えていないです。今回、さんざんイヤな目に合ったし、そういった間違ったしつけはしていないつもりです。
そう。
うちの子に限っては。
~あれから3年。この時以来、同じようなトラブルは発生していません。気の小さい息子も、あの頃に比べると、だいぶ自分の意思を伝えることが出来るようになりました。4月からは中学生です^^
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