2013年1月19日土曜日

J-POPに見る男女間価値観の変遷 その3

J-POPの女性アーティストの二人称の呼び方の変化
これが、この記事を書こうと思ったきっかけでした。


かつて、女性が男性を呼ぶ言い方は

「あなた」が主流でした。

それがいつの頃からか「キミ」が増えてきました。
男性が呼びかけているのか女性が呼びかけているのか分からないくらいです。

あなたの場合

小泉今日子「あなたに会えてよかった」
和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」
大黒魔季「あなただけ見つめてる」

HY「366日」より

あなたは私の中の忘れられぬ人 全てささげた人
もう二度と戻れなくても
今はただあなた   あなたのことだけで
あなたのことばかり


キミの場合


いきものがかり「キミがいる」
絢香「キミへ」
西野カナ「君に会いたくなるから」

西野カナ「GO FOR IT !!」より

「ずっと前からキミが好きでした」
精一杯の想いを全部 今すぐ伝えたいの
でも傷つきたくない 嫌われたくない
でも誰かに取られたくもない
勇気を出して
GO!GO! GO FOR IT!!
明日 キミにメールしようかな


まあ、男からしたら「どう呼ばれようがどうでもいい」という意見が多そうですが、私の場合は歳を重ねるにつれ、「あなた」の方がいいかなーと思うようになってきました。

というのは、男と女の在り方がやはりそれは人間古来の在り方とおのずと関係してくると思うからです。原始、男は女より力が強く、外に狩りに行き獲物を捕まえ、それを持ち帰り家族を養っていました。女は力が男より無い分、子を宿すという大変な宿命を与えられ、それを男が守るというのが本来のあるべき姿かと思います。もちろん現在の近代社会において槍と棍棒はナンセンスですが、人間の本来の姿かたちは変わってはいません。この本来あるべき姿に逆行すると、少なからず不均衡が起きる可能性はある訳です。

「女性は家庭に」とか「男尊女卑」といった考えでは決してありません。そういう我が家も共働きですし、わたし自身だいたいの家事は手伝います。共働きである以上は当然だと思っています。そこは個々の状況に合わせて柔軟に変化していくことが大事だと思います。


「優しさ」というのはもちろん相手を「思いやる」キモチですが、相手に合わせること、それだけではありません。家族の生活と健康と、いざという時に自分を犠牲にしてでも身を守ってあげることが出来るか、それが本当の「男の優しさ」だと思います。

なので

まぁ
 
「キミ」ではなく 

そこは

「あなた」ではダメかなー

やっぱり古いかな^^;


おしまい。



※ 女性アーティストの中でも、1人で「あなた」と「キミ」と両方の言い方で歌っている方も多いです。さらにけっこう古い曲でも「キミ」はありますし、(中島みゆきとか)新しい曲でも「あなた」もあります(AKB48)




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