2014年11月30日日曜日

復活!

骨折してから25日目。ギプスも外れたので、リハビリの先生の許可ももらって走ってきました。

最後に走ったのが怪我をする2日前だったので、約1ヶ月のブランク。さすがにドキドキしました。

最初の4kmは、かなりキツかったけど、何とか10km走れました。




タイムはかなり悪いけど、まあ仕方ないでしょう。

続けて走りたいけど、ありがたいことに仕事が多忙でなかなか出れない。やっと休めるかと思っていた月曜日も仕入れになりそう。

とはいえ、やはり健康であるのはありがたいです。

忙しくても、日々に感謝です。




2014年11月29日土曜日

柿プリン

柿を沢山頂きました。

ちょっと変わった食べ方で。

アタマの部分を切り取り、中の果肉をくり抜きます。



果肉は種を取ってジューサーに。牛乳と蜂蜜を足します。






くり抜いた柿を器代わりに戻します。冷蔵庫で冷やして完成。





柿プリン。

スタッフにも出した後で自分でも食べてみたけど、これデカそうだけど、さすがに1個を5人では少な過ぎ。2人で1個くらいやったね。ひとくちサイズやったかな、ゴメンな。

最後の方、まだ少し残っている果肉をスプーンでこすり取って食べるのが美味しかった。ヨーグルトとも合いそう。

次女も「かきぷりん、かきぷりん」と喜んで食べてくれたけど、そのままの柿が好きな長男に切って出してあげたら、横で一緒に次女が食べたら

「かき、おいしー!」

って(≧∇≦)
そのままの方が良かったかな?



で、次に柿の果肉をジューサーにかけた後、HM(ホットケーキミックス)と混ぜ、卵や牛乳、アガベシロップなどで焼きドーナツを作ってみたけど、こちらはどうも柿の風味が出なかった。

「焼き」系のスイーツって難しいな。数こなして上手になるのかな。

ちなみに、「焼き」系といえば、この前やった餃子もまた失敗した。

1回目は、野菜(キャベツ)が少なかったようで、若干パサパサ感が。

この前の2回目は、キャベツに白菜まで足したが、逆に白菜からの水分?が出たせいか、若干水っぽさが。皮に巻いている時から水気が出てきた。醤油などの味付けも薄かった。

うちは大量(100個くらい)に作るので、分量が難しい。絶対間違いない分量レシピを作った方がいいかな。


最近、失敗が多くて落ち込んでます。(≧∇≦)



2014年11月25日火曜日

父の思い

私が料理に凝りだした理由は、次女の成長が遅い為もあります。

次女は、保育園の同い年の中でも、アタマひとつ明らかに小さい。実際の年齢よりマイナス1歳から2歳は小さく見られることが多いです。

女の子だからまぁいいか、と特に気にしてはいませんでした。身体は小さくてもスゴく元気だし、鉄棒もやれば木にも登っていきます。態度だけは誰よりもデカイそうです。上2人に揉まれているせいもあるかもしれません。

ただ、今年の夏に、成長曲線いわゆるSD値(標準偏差)がマイナス2SDを下回ると分かった時、さすがに妻と3人で医者に行きました。

低身長(成長障害)であるようです。

このままの成長のスピードだと、大人になった時に、140cmくらいにしかならないようです。(私は170cm、妻は160cm)

入院しての治療などもあるようですが、本人はいたって元気ですし、親としては入院は可哀想かなという思いもあり、とにかくひたすら食事を取らせることを第一に、様子を見ることにしました。

セノビックを買ったのは妻のアイデアです。アイデアを聞いて、何でも試そうと、即日買いました。すぐに飽きてしまうので、あの手この手で飲ませています。

いかんせん、実に食が細い。さらに好き嫌いが多い。甘いものは沢山食べますが、野菜は長男同様、余り食べません。食事前には余り食べさせないように、また、基本的にスナック菓子類は食べさせません。

バナナの焼きドーナツはいいアイデアでした。他にも、ジャガイモをスライスしてノンフライヤーでチップスにしたり(紫ジャガイモは特に美味しかった)、食後には必ず旬の果物を。(果物は沢山食べてくれます)

この半月ほど、少し食べるようになってきて嬉しく思っています。

次女は、他の兄妹が食べないヨーグルトが好きなのが嬉しいです。バナナヨーグルト、きな粉ヨーグルト、フルーツヨーグルト、黒蜜ヨーグルト、色々と試しています。最近は、カスピ海ヨーグルトに凝っています。美味しいですね。

本当は、私も妻も次女と一緒のタイミングで食べれるといいのですが、なかなか難しいです。

食べることは本当に大事です。そして、とても楽しいこと。まずはそこから教えていきたい。

そんな、オヤジの愛の話でした。


あとひとつ、続き。

今、週に一度、骨折した右腕のリハビリに通っているのですが、ある日のリハビリ課は何人かの幼い子供とその母親が。

聞くと、先天性の病気(ダウン症や自閉症)の子どもたちのトレーニングのようです。見守る母親の眼差し、トレーナーの優しい目、見ていて泣きそうになりました。きっとどれだけ辛い思いをされたのか、辛い思いをされているのか、不安を感じているのか、それは他人には分からないこと。その人のことは、その人の立場になってみないと分からないこと。ギュッと想像してみて、かなり苦しくなりましたが、きっとムリです。やはりその立場にならないと理解出来ないでしょう。

きっと、私たちが出来ることは、日々に感謝をして生きること。一生懸命に生きること。

一日一日を大事にしていきたいです。


さらに追記。ダウン症については、「ブラックジャックによろしく」が絶対にオススメです。まだ無料で読めるはずです。まだ読んでいない人はぜひ。



2014年11月24日月曜日

女子力

2回目の小豆をゆでましたが、小豆からあんこを作り、そこからレシピ検索したらさすがに和菓子系はとてもやりたいとは思えない。買ってきた方がいいですね。

で、買ってきました。





秋の味覚。栗蒸し羊羹。手作りレシピあったけど、とてもとてもムリ。プロに任せましょう。



少し余ってしまったバナナが熟してしまいました。もったいないな。何かに使えないかな。ヨーグルトに入れたり、牛乳と混ぜてバナナシェーキにしたりしましたが、さすがに飽きてきた。


見つけた!焼きドーナツに挑戦。このスイーツなら私でも出来そう。

シリコンの型を買いました。さすが、Amazon。バナナが完全に熟れてしまう前に届きました。


1.熟したバナナ(4本)をボールの中でつぶします。
2.HM(ホットケーキミックス)を入れます。200g、最近は個包装になっていて便利ですね
3.卵(2個)を入れます。
4.豆乳を(70g)を入れます。
5.溶かしバター(無塩 少々)を入れます。
6.セノビック ココア味(2カップ)を入れます。(子供の成長の為)
7.材料を丁寧に混ぜます。
 

 
 
8.型にマーガリンを塗ります。(指でいけます) ただ、もしかしたら塗らなくてもいいかも。
(型がシリコンで柔らかいので、天板の上で生地を流した方がいいです。移動が難しいです)
 
 

 
 
9.180度に予熱したオーブンに入れて20分ほど焼きます
 
 

 
 
出来た。ココア味のバナナ焼きドーナツ。
 
 
 

 
 
子どもたちに瞬殺。意外と栄養価も高い。セノビックも入っているし。(ほんとは次女用ね)
 
 
余りにも好評だったので、2回目に挑戦。今度はバナナをやめて、プレーンヨーグルトをベースにしました。セノビックのヨーグルト味ももちろん入れます。甘さが足りなさそうなので、砂糖大さじ1、メープルシロップも大さじ1、入れてみた。
 
それでも何か不安だったので、チョコでコーティングしてみた。
 
 

 
 
チョコは丁寧に湯せんしました。ミスドをイメージして、ドーナツにチョコをつけます。
 
 


 
 
チョコが固まるまで冷蔵庫で冷やします。若干、生地も固くなる印象を受けましたが、チョコの甘さが打ち消しますね。かなり美味しかったようです。本当は、焼き立てに、溶かしたてのチョコを付けて、手をベタベタにしながら食べたら美味しいかも。それと、チョコがかなり甘いので、生地はもっと甘さ控えめでもいいかも。
 
 
自分用に記録します。
 
我ながら、女子力高いなー^^;
ひげのおっさんのブログに見えないでしょ。
 
 
 
 PC画面を横からのぞき見した、小5の息子に突っ込まれた
 
「花屋なのに、料理レシピブログばっかでいいのかよ」
 
「・・・・・・・・・・」 確かにそうやな。ま、いいんじゃない
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2014年11月21日金曜日

かつおだし

仕入れの帰り道の郡上の道の駅

美味しそうな切干し大根が売っていたので買ってみた。

切干し大根煮に初挑戦。

レシピ検索。出た、またもダシ汁か。

今まではとてもそこまではやる気がしなかったので、だしパックを使っていましたが、ついに出汁から挑戦。




昆布は先々の楽しみにとっておいて、定番のかつおだし。水700mlに対し、鰹節を20g。弱火で1分ほど。




布でこします。




基本のかつおダシが出来ました。

次に切干し大根の材料。人参(2分の1)は細切り、油揚げ(2枚)は、油をキッチンぺーパーで取ってから細切り。切干し大根(40g)は、ひたひたの水で20分ほどで戻します。




鍋にサラダ油をひいて、しぼった切干し大根を炒めます。人参と油揚げも入れます。私の場合はこの時に、切干し大根の戻し汁も少しずつ足しながら炒めました。焦げ付きそうだったので。

ある程度炒めたら、先ほどのかつおダシ汁(500ml)、酒、砂糖、大さじ1、みりん大さじ2、醤油大さじ3、を加えます。





我が家の調味料。調味料だけは良いものを。妻のこだわり。






落としふたをして煮込みます。


またも夜中に調理。夜中って味見をする気にならない。明日の朝、確認します。

寝ます。おやすみなさい。zzz


続き。翌日。
うまーい。成功!殿堂レシピやな。

 
 
 
 
 


2014年11月18日火曜日

ぜんざい

ギブスが外れ、天国のような日々を過ごしています。

ただ、ギブスが外れてからのこの4日間ほど、あまりにも寝不足だったせいなのか、寝ても寝ても眠い状態でした。9時に寝て6時に起きるという9時間も寝続けていました。振り返ると、その前の10日間はギブスでのストレスや仕入れもあって、1日2時間~3時間くらいの睡眠時間でした。その分、ブログ更新もよく出来ていましたが。

まだ、右手は完全に伸ばしたり、折りたたんだりは出来ないです。それでも2回目のリハビリで、回復力の早さを先生に褒めてもらえました。怪我をする前に、日ごろから筋トレをしていたおかげもあるようです。

さあ、あと少しで走れるようにもなります。何か、走り出したら、感動して泣いてしまうかも^^;



旬の食材、小豆を煮ることに挑戦してみました。結論からいうと、これはけっこう大変ですね。

1.小豆を洗い、1時間ほど水にさらしておきます。




2.鍋に入れて、沸騰させます。1分ほど煮たら湯を捨てます。(渋きりと言うそうです)


3.圧力鍋に入れて煮ます。途中で少しだけ水を足します。(びっくり水と言うそうです。加熱ムラをなくし、豆が切れたり、皮にしわがよるのを防ぐ役目)


4.圧力をかけます。弱火で15分加熱、その後自然減圧。
 



5.豆が柔らかくなったことを確認して、小さ目の鍋に移します。砂糖(お好み)とひとつかみの塩を加えて適当な甘さになるように煮込んでいきます。


何とか出来ました。初めて作ったので、砂糖の加減が分からなかった。ただ、あちこちのレシピサイトの砂糖の分量よりは明らかに減らしました。甘さ控えめが好きなので。
 


 
花供養でもらったおけそくを使って、ぜんざいを作ります。ちなみに「おけそく」は「お華束」と書くそうです。昨日の宴会で教えてもらいました。



 
 
 
小豆本来の美味さがでました。我が子にも好評でした。小豆って栄養価高いんですよね。

スタッフにも振舞ったらあっという間にもう残り少ない^^;

また最初から作ればいいけど・・・時間かかるしな。

他にも作りたいご飯あるし、めんどーだなー。





2014年11月13日木曜日

祝 ギブス解禁

今日11月13日、診察の日。本当に待ち遠しかった。先週の火曜日にガチガチのギブスをはめられてしまってからの、あのストレスの日々は以前書いた通り。不便とかのストレスも多少はありましたが、それよりも、身体の一部を何かに拘束されて身動き取れない状態にされるということが、いかに苦手であるのかを痛感しました。

診察の前にギブスをルーターのようなもので切ってもらい、10日ぶりに直に見る自分の右腕に、本当にいとおしく、申し訳ない気持ちになり、泣きそうになったくらい。外してくれた処置室の先生に、いかに辛い日々だったかを話し、「もう少しで壊すところでした」と話したら

「勝手に壊したら怒られる程度では済まなかったと思いますよ」と言われてしまった。それって強制的に入院させられるってことかな?と思いながらも、何とか我慢できて本当に良かった。腕はすっかりやせ細っていました。

怪我をする前は、ほぼ毎日腕立て伏せ30回、小さいタイヤをコロコロと前に転がす腹筋を50回やって筋トレしていました。筋肉が落ちるのは本当に早い、その通りだと思いました。

さて、担当の先生の診察です。もう診てもらう前から「痛くないです!」「元気です!」アピール。それを判断するのは先生の役目なのに。(ギブス外した直後なので、本当は痛くないかは分からなかった)

けど、熱意が通じたのか、呆れられたのか

やったー!!ギブス外してOKもらえました!!泣きそうに嬉しい。


怪我してからちょうど16日。辛い日々でしたが、早い回復だったようです。筋トレのお蔭かもしれません。

リハビリ課へ。初めて来ました。何かジムみたいですね。イケメンの優しい男性の先生に色々と注意点を教えて頂きました。「写真見ましたが、綺麗に脱臼してましたね」と言われた。先生に触ってもらって分かったが、腕は伸びきらないし、曲げる角度もまだ充分出来ない。どれくらい曲がらないかというと、右腕で箸は持ててもつかんだご飯を口まで持っていけないくらい。

これからはリハビリの日々です。

ただ、ギブスの日々を思えば、天国です。健康であるってありがたい。五体満足ってありがたい。感謝して生きないと。本当に痛感しました。

ゴミ袋を巻かずに入れるお風呂が幸せだった。やせ細った右腕の垢を何度もこすり取りました。「私の不注意のせいで、ゴメンな」つくづく右腕に謝りました。

そして、迷惑をかけてしまった家族やスタッフにも謝りました。


あ、あと

大変お世話になった、この子

拝んでから捨てました(笑)



 
 

 


2014年11月12日水曜日

零余子

直売所に行くたびに気になっていた実もの。

むかご(零余子)

確か、むかごご飯ってあったよな、食べたことないけど。

で、買ってみました。見た目は美味しそうには見えません。




ゴツゴツしていて、どうやって食べるの?といった食材です。

調べた。

むかご とは、山芋の地上部分にできる直径1センチくらいの大きさの球芽のことです。いわば、山芋の赤ちゃん。




通常、山芋は地中に伸びて育っていく作物です。 ではその時地上部分はどうなっていくかというと、にょきにょきと蔓が伸びていくのです。 蔓は枝分かれして、また、たくさんの葉を付けます。 その枝分かれする部分に、ぽちっとできるのが「むかご」です。

栄養は山芋とほぼ同じで、実は山芋よりも高い栄養価を持っていたりもするのです。 日本人に不足しがちな鉄分やカリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれています。 さらに皮ごと食べることができるので、繊維も摂取することができます。

ソース元。
http://mukago.jp/about/whats

むかごご飯を作ってみました。
いたって簡単。まず、むかごを洗って汚れを取ります。私は片手しか使えないから、まぁざざっとです。いつものように米をとぎます。調味料を準備。今回は、ご飯6合に対し、醤油大さじ3、酒大さじ3、塩小さじ半分、をご飯に混ぜます。水をメモリに合わせて入れます。むかごを上からざざっと乗せます。メモリが増えますが大丈夫。

普通に炊きます。

以上。超簡単。




お赤飯に似てます。ごま塩をかけました。ほくほくとして、本当に美味しかった。子どもたちも食べました。やはり旬のモノは美味い!

あちこち配ったらあっという間に無くなってしまった。

また、作ろう。



人間万事塞翁が馬

怪我の翌日に撮影。ギブスの上から包帯。



左手とアゴを使って上手にまき直しとかしてました。

時々




包帯が落下して・・・

あーっ。・・やり直し。

この頃はまだ良かったんです。包帯を外せば、皮膚が見えた。かゆければ普通にかけた。


1週間後に病院に行きました。随分と待たされた挙句

「ギブスを変えますね」と言われた。処置室の前で待たされる。


何かイヤな予感がしてしょうがない。


先生「今日からは、ガチガチにしますね」

「!」

ヤバイ。予感通りや。

手際良く、水に濡らした包帯のようなモノを、右腕をL字に固定した状態で巻き付けていく。右腕が熱い。あっという間に固まり、ガチガチのギブスにされてしまった。手の先の余った部分を、特殊なデカイ鋏でジョギジョギと切っていく。

先生「来週木曜日に予約取っておきました。それまでこの状態でいてください」

イヤな汗をかいているのが分かる。先週のあの状態ですら、夜、いつものようには寝れなかったくらい。完全にガチガチに拘束されてしまったこの状態が、いかにストレスになるか。

一番のストレスは、間違いなく「かゆみ」

外すことは不可能、皮膚に触ることすら出来ない。

私「あの、かゆくなったらどうしたら良いでしょうか?」・・小学生の質問みたいや。

先生「うーん。ま、夏でないから、今の時期ならいい方じゃないかなー。かゆみ止め処方しましょうか?」

内心は、「このギブスだけはやめてください!」と真剣に考えていたけど、さすがに大人気ない。

たぶんですが、私は身動きが取れない状態がスゴく嫌いなようです。救急車の中で下半身をぐるぐると固定されたときも、「あの、それ外してもらえませんか?」と頼んだくらい。昔、CTの機械に入る前に身体を縛られた時も、冷や汗がハンパなかった。あと、さらに昔、沖縄で初めてスキューバダイビングをして海の中に入った時に、パニックになりそうになった。狭いところも苦手。

腕にギブスを巻かれたくらいで、とアタマでは理解出来ていても、「不便だなー」というレベルでない。来たる未来、しかも今夜くらいに襲い来る恐怖心と戦わないといけない。その予感にすでに負けそう。次このギブスが外せるのが、次週木曜日って10日も先かよという、余りにも長過ぎる拘束期間が絶望過ぎ。

情けないことに、ほんとこういうのダメなんです。

予感は的中し、わずか1時間後にはすでにパニックに近い状態。妻に相談する自分が超かっこ悪い。

「あかん。これ絶対無理。剪定ばさみで壊していいかな?」
本気で相談しているが、いい訳がない。

妻「◯◯(息子の名前)も、1年生の時に腕骨折して1ヶ月くらいその状態やったやん。気にし過ぎやない?」

私「いや、それはそうなんだけど、実は私は・・・」と、先ほどの過去の恐怖心を説明。一応聞いてくれたけど、そりゃだからって「じゃあギブス壊そっか」にはならないのは常識的に分かる。

けど、私には死活問題。しかも今夜にはまたも名古屋仕入れが控えている。睡眠が取れないのはかなりキツイ。

そうこうしている間に、前日仕入れの始まる午後2時に。仕方なくPCの前に座り、左手でマウスを。やはり右腕の熱さと、痒みが気になって気になってもうどうしようもない。

部屋の中をぐるぐると歩き回るが、どうしようもない。この辛さは、怪我をした直後より辛いかも。考え過ぎてドツボにハマっているのが分かる。

そうこうしているうちに、息子が帰宅。

さすがに笑顔で

「いやー、今日パパさ、右腕ガチガチにされてまってさー。◯◯(息子の名前)、昔ギブスされた時、かゆかったりしなかった?」

「覚えてないけどー」・・

笑顔で「ガマンするしかないじゃん!」

ヤバイ。正論過ぎる。

さすがに息子には、拘束される恐怖心までは話せないな。


恐れていた夜が来ました。

案の定、寝れない。名古屋仕入れで無ければまだ大したことないのですが、寝不足状態な上にこの右腕を気にしながら仕入れはシンドい。今さらスタッフに同行してもらうのもムリだし、理由が情けない。辛いことになるだろう、という未来の不安に益々寝れなくなる、完全に負のスパイラル。


すぐに作りました。




ラン鉢などにある、茎を固定するワイヤー。先端が鉄部で皮膚を傷つけるので、マスキングテープで包みました。セロテープではたぶん堅過ぎるので。この棒を皮膚とギブスとの間に何とかすり込ませる。何せガチガチなので、うまいこと入らない。

肌身離さず持つようにしていたけど、無くしてしまった!アホや。

市場で鉢ものの問屋さんで似たようなワイヤーをわけてもらう。

改良を重ねて、写真で3代目。

中に入っても、かゆいところに届きそうで届かないのがまた辛い。

何とか仕入れしてきて無事に帰ってきたけど、その日もなかなか寝れず、身も心もぼろぼろ。怪我した直後より辛い日々でした。

5日を過ぎた辺りから、ようやく落ちついてきました。今日で1週間。あさって木曜日にはギブスを外してもらえるはずです。

本当に辛い日々だった。

自分の為に記録しておこう。人間万事塞翁が馬。何が起きるか分からないけど、健康であることが1番大事ですね。



2014年11月11日火曜日

キッチン戦線異常なし

船頭多くして、船山に登る

と言いますが、一艘の船に2人の船頭は混乱します。

台所は女の城。男子厨房に入らず、とも言いますが、そこへ昔は気まぐれにしかやらなかった夫が入ったからさあ大変。

うちの場合は、おそらく一般の家庭とは逆で、妻がザッパで私が細かい。

キッチンを汚くされるのが、正直腹が立つ。確かに料理は大変。スピードが大事だし、要領も必要。目を離すとあっという間に食材を焦がしてしまう。シンクが汚れるのはムリも無いです。経験して実感しました。

ただ

作り始めてから汚れていくのは分かるのですが、妻の場合は最初から汚ないし、まず不必要なモノを片付けてからの調理が絶対に出来ない。(最初は優しく、最後は厳しく言っても直らない)明らかに不必要な鍋や食材が出ていても全く気にしないで狭いスペースで作り続ける。そのやり方が非常に気に入らない。

仕事でも同じですが、私は自分が花をさす時は必ず、周りを綺麗にしてからさします。ゴミが作業台の上に散らばるのも許せないし、そんな汚ない状態で綺麗な花がさせる訳がないと思う。もっというと、足元がゴミまみれになることすら気に入らない。社内で日常で目につくのが、ゴミを踏みつけて数cm高くなった状態で花をさしていること。忙しくて掃除どころではないのだろうけど、大きなゴミを取ることにいったいどれだけの時間のロスがあるのか。ちなみに、花のデザインコンテストでは、いかに作業した足元や周りが綺麗かも採点基準です。普段の仕事の姿勢が出ます。

さて、台所戦争が勃発しそうなので、妻と同じタイミングでは台所には立ちません。牛すじ煮込みは、夜中に作りました。

妻のやることで不思議なのは、食材をわずかに残すこと。人参がひとかけらとか、モヤシが袋の中で5分の1とか、一口サイズ、そんだけばか、入れちまえよ!といつも思います。

それが何かに活用されるのならむしろ良いことですが、冷蔵庫にしまわれるどころか、一晩キッチンに出しっ放しもよく見かける。冷蔵庫内で朽ち果てた状態も良く見る。

もっと食材を大事にしたら?

言うとスゴイ剣幕で言い返してくるので、最近は言いません。

「黙ってしまってあげればいいやん。」

そう思いますよね


もちろんやってます!(怒)

一切れなら分かるが、複数個ある切れ端の食材や、何故か新しい方から封を切っているヨーグルトや、挙句の果てには書けないくらい悲惨な状態の食材まで、私がやるようになってからかなり冷蔵庫内の危険は減りました。

そのくせ、プラごみはきちんと乾燥してからでないと捨てないというこだわり。

質問したらこう答えた。

「だって不衛生でしょ!」「お前な〜」


ま、調理時間は早いですけどね。まだまだかないません。包丁さばきとか、スゴイ。結局、帰宅が遅く、大急ぎで作るからザッパな状態で急いで作るわけですね。まずは仕事を要領良くこなすことからかな。

価値観の違いを認め合う、許し合うって本当に難しいなぁ。


最近私がハマっているのが、余りものでこの先たぶん食べないご飯のリメイク。キュウリの酢の物→ポテトサラダ。さらに、ポテトサラダ→ホットサンドに変わります。オデン→カレーもあります。とにかく捨てたくない。私は何でもそうですが、「大事にしない対象物には必ずそっぽを向かれる」と思っています。時間にいい加減なら、いつも時間に追われるようになるだろうし、財布の中にお金を無造作に突っ込むような人は、お金に困るようになるだろうし、食べ物を粗末にすれば、美味しい食べ物に出会えないか出会えても理解出来なかったり、花を大事にしなかったら、綺麗な花はさせない。

そう思うようにしています。

そう。全ては自分自身に返ってくる。

因果応報。

だから右腕がこんなことになったのも、きっと私自身に何か奢りがあった為。そう思って深く反省しています。


妻の悪口?を書いてしまったかのようですが、まぁ半分は夫婦間の些細な価値観の違いによる他愛もないネタです。下書き状態でしばらくいたけど、さすがに続くので晒しちゃったわ(^^)

ただ、もう半分は

「いい加減にしろや」的な本気でムカつくところも多々あります。

せめて脱いだエプロンのポケットの中身くらいは、出してから洗濯かごに入れろて。何回頼んでも妻と長男だけは直らないわ。

晒しちゃってケンカにならない?
なりません。
うちの奥様、私のブログ読んでないもん。


 

2014年11月10日月曜日

あなたは誰?


何かかぶって一心不乱に絵を書く次女。


サリーちゃんのパパにしては、赤いリボンが付いているし。

よく分からない形のカチューシャ。サリーちゃんのパパ風カチューシャなんてそもそもあるわけないか。鉄腕アトムの妹風カチューシャ?



最近、絵を書くことが大好き。けっこう上手。お姉ちゃんの文房具を勝手に使って怒られてます。字も書くようになりました。まだ暗号みたいで、よく分からない字ですが。






しーちゃん。ご飯を沢山食べてくれると、パパはとても嬉しい。



2014年11月9日日曜日

続く 後悔の日々

怪我をしてから10日ほど経ちました。私が怪我をしようが、ありがたいことに変わらず仕事は忙しく、怪我の翌日には名古屋仕入れに行かざるを得ませんでした。さすがに店長に付いてきてもらいましたが。

利き腕である右腕が使えないということが、いかに不自由であるか、痛切に思い知らされました。

ご飯は左手で何とか食べました。箸も使えました。ただ、納豆ご飯あたりはさすがにうまく食べれません。(お茶碗が持てないので、犬食いです)仕方なく、食べにくい時はスプーンで食べてます。

字、すぐに困りました。握力は多少は回復してきましたが、ギブスが邪魔で書けません。さすがに左手で書くのもムリ。ペン先を左人差し指でサポートしながらゆっくり書くやり方を編み出しました。普段の倍くらい時間がかかります。PCのマウスは何とか左手で。ただ、キーボードは左手だけだと遅くてイライラしますね。ペンで書くよりはマシですが。このブログも、iPhoneとPCと両方使って書いてます。iPhoneも、片手で文章入力ってけっこう難しいんですよね。右上の方に親指が届かない。そういった意味では昔のガラケーの方が良かったですね。片手でブラインドタッチ出来たくらいですからね。

着替えや風呂は初日から1人で。ただでさえ情けない状態なので、妻にやって貰うのは自分が許せない。ただ、左手で左肩あたりを洗ったり、左腕のシャツのボタンを左手で留めるのは難しいので、最近は子どもたちに助けて貰ってます。娘たちに背中を流してもらえるのは、まさに怪我の功名でした。

マラソン。走れなくなったのはショック過ぎてかなり落ち込みました。秋晴れの晴天の度にブルーになります。試しに次の日に走ってみたけど、10歩とムリでした。

運転。片手運転は、一応、安全運転義務違反で処罰の対象になるので、三角巾から外し、若干ハンドルに添える程度で。ムリをしたらダメなことは百も承知ですが、仕入れだけは行かないとどうしようもないので、休みながら何とか運転しています。店長が気を利かせて、ハンドルに運転補助機を付けてくれました。これが大変に助かり、楽に運転出来ています。

花さし。片腕ではさすがに花束製作はムリです。アレンジメント製作は、3日後にはさし始めましたがさすがに左手1本では少ししか作れないので皆に任せています。左手のみでさすのはかなり疲れるようです。

家事全般。これまた出来ないことが何と多いことか。私の役目だった、洗濯物を干すことも、片手でハンガーのピンチを開いたら、当然洗濯物は同じ手では持てない。洗い物もムリ。何とか頑張っているのがご飯を作ること。左手で包丁を握り、それこそ二次的な事故にならないように細心の注意を払います。さんざん楽しみを奪われ、料理の楽しみまで奪うな!とばかりに片手で頑張っています。

怪我をした翌日が妻の誕生日。もともと仕事の都合で、誕生日会は週明けに延期予定でしたが、せめてケーキくらいはと。仕入れの帰る道すがら、あれこれイメージをしました。ケーキ屋さんに頼めば良いのですが、午後2時からの急な注文でどこが対応してくれるのか。ケーキ屋さんを回る気力もない。

一か八かで



ホットケーキミックスで作れるのは知っていましたが、入っている中身がほぼ一緒だったので家にあったクッキーミックスに卵と牛乳を加えて焼いてみたら、スポンジが出来た!!

これに、市販の生クリーム、缶詰のみかん、バナナ、チョコチップクッキーなどをざざっと載せて完成。サプライズにしたかったので、自分の書斎に材料持ち込んで作った。書斎の机の上がエライことになったけど。



左手1本で作ったから、見た目がさらに悪過ぎ。
 

まぁ、何とか食べれる味だったし、サプライズ出来たから良しとしましょう。

色々と迷惑をかけて、本当にすいません。頑張って早く治します。







 

2014年11月8日土曜日

大怪我 そして後悔の日々

10月28日火曜日、朝8時50分頃でした。この日は一応休みでしたが、タスクを減らしたくて朝一からフェンスの塗装をやっていました。肌寒い曇り空で、今にも雨が降りそうな天気でした。

右側を塗り終え、反対側を塗ろうと脚立に登り、さあてっぺんからとハケを持った手を伸ばした直後

脚立がバランスを崩し倒れ、その上に激しく落下してしまいました。

そもそも脚立を設置した場所が悪く、片脚が土の上でした。冷静に考えてみれば危険なことは分かっていたはずなのに、急いでいたのでしょう。判断を誤りました。

落下の仕方が悪く、右腕を巻きこんでの転倒。右腕に激痛が走るのが分かりました。やった瞬間に、とんでもないことをやってしまったと頭では理解出来ていました。

右腕は、肘の関節から脱臼し、あってはならない方向に腕が曲がっているのが分かりました。ホラー映画のようです。激痛がハンパなく、全く身動きが出来ないほどでした。

転倒の音にビックリしたスタッフが店から飛び出して来ました。母や妻や次女まで出て来て、皆右往左往しているのが分かりました。

「大丈夫。車に乗って病院行くから」と、口で言いながら右腕の感覚が全く無く、激痛で動かせる状態で無かったです。

仕方なく救急車を呼んで貰うことに。

すぐに救急車が来てくれたようですが、私は痛みに身体が震えてしまい、足を悶えるばかりでとにかく痛みと戦っていました。向かいの喜十郎さんには毛布をかけてもらい、さんざん心配をかけてしまいました。

サイレンを鳴らして救急車が到着しました。「こんなアホなことで、救急車を呼んでしまい、本当に申し訳ない」という気持ちでいっぱいでした。ただ、今にして思うと右腕が完全にねじ曲がっていたので、すぐに呼んで貰って正解でした。

日赤に搬送されました。救急車の中で、「脱臼」という声が聞こえました。そうか、これが脱臼なのかと何となく分かりました。

救急治療室でベッドに移されました。服を脱げる状態でなかったので、肩から服の袖を切り取られました。チラッと見えた自分の右腕が、それが自分の腕とは思えないような状態になっているのが分かりました。見ると痛みが強くなりそうで、一度見た後は見るのをやめました。

呼吸を早くし過ぎたせいで、ノドが乾いて乾いてしょうがなく、看護婦さんに水を一杯くださいと頼みました。水を飲んでからは、少し落ちつくのが分かりました。

レントゲンを撮る為に部屋を出たときに、母と妻が見えました。「ただの脱臼やから心配するな」と告げました。父はこの場所で亡くなっているので、思い出させるようなことをして済まないと思っていました。

レントゲン撮影の為に、腕を触られる度に激痛が走りました。ガマンしたくても腕の震えが止まらなかったです。

整形外科から若い女医さんが来ました。実に淡々と状況を把握し、男の人を2人連れて

「脱臼を治しますね」と、腕をグッと3人がかりでつかまれ、ゆっくりと整復しました。

「パキッ」
音がして、正しい位置に腕がはまるのが分かりました。痛みが急激に収まり、痺れは取れました。鈍い痛みは続きます。

少し安心しました。ギブスをあてられ、三角巾で右腕を吊るし、帰っても良いことになりました。

診断の結果は、脱臼とはく離骨折。最初は、家族にも入院手術と言われていたらしいので、まだこの程度で済んで良かったのかもしれません。
 
それにしても

私の不注意のせいで、実に多勢の方に迷惑をかけてしまい、申し訳ないやら、情けないやら、後悔しても後悔しても足りません。

「やってはいけないことをやってしまった」

自分自身のアホさに、ただただ途方に暮れてしまいました。



2014年11月4日火曜日

gardening by sora no iro vol.2

芝が敷かれ、フェンスが左右に出来て工事が終わりました。

いよいよ、ここからの飾り方は私たちが自ら行います。花屋ならではの庭作りです。

植物を植える前に、まずはフェンスに塗装をかけます。

丸ちゃんに教えて貰った塗装材、ウッドロングエコ。




メイドイン カナダの自然塗料。届いて開封した時はビックリ。え?この値段でたったこれだけ?

書かれてある通り、3Lほどの水で溶いて更にビックリ。え?この泥水みたいなのが塗料?



ところが、この塗料が素晴らしかった。無垢の木材に塗ると、どう反応しているのか分かりませんが、木材に小さな泡が立ち、ゆっくりと色が変色していきます。



上3列が塗装後10分。下が塗装前。成分は分かりませんが、これが完全な自然塗料で全く有害な成分が何も入っていないというのは驚きでした。実にいい風合いのフェンスになりました。しかも防腐効果もあるので、言うことありません。買って良かった。

片側を塗り終わり、もう片側に取り掛かろうとした時に


 


この3分後にとてつもない事件が起きるとは、この時は全く考えていませんでした。



2014年11月3日月曜日

gardening by sora no iro vol.1

今年の春に増築して新たな作業場と倉庫が出来ましたが、予想以上に建築費用がかさみ、本当はやりたかった店横の駐車場部分の緑地化計画は諦めていました。

ところが、偶然にも小規模事業者への助成金(かなり充実した内容)があることを知り、一か八か応募してみました。事業計画書の提出など、必要書類もたくさんありましたが、商工会議所のI氏のおかげもあり、何とか採択して貰えました。第二回は、かなり狭き門だったようで、嬉しかったです。

さて、助成金があるならと、諦めていた庭作りのイメージを始めました。空の色の建築を全て任せている丸山君に相談し、門造園さんを紹介して貰いました。

何回か打ち合わせを重ね、工期はだいぶ伸びましたが10月初旬に工事が始まりました。





枕木がバランス良く敷かれ、あいだにアンティーク調のレンガが。実に手際の良い仕事です。そしてcm単位の実に細かい作業。





寡黙で実直な感じの職人さん。私たちの仕事もかなり細かい部類ですが、この庭作りというのも大変緻密な作業だと分かりました。実に手際が良いです。空の色を建てて貰った大工さんしかり、プロの仕事は見ていて気持ちが良いです。



2人がかりであっという間です。




探しまくったシンボルツリー、「アオダモ」が植えられました。
アオダモ(青梻、学名:Fraxinus lanuginosa f. serrata)とはモクセイ科トネリコ属落葉広葉樹

人気の樹木です。

続く