2017年8月4日金曜日

母と登る霊峰白山 その2

AM5時半 登山開始。
 
登山届けは、コンパスで昨夜のうちから提出済みです。携帯で出来るので便利です。最近はこればかり。
 
 
 
 
最初は樹林帯を登ります。
 
「最初の15分、身体が温まってくるまではキツイからね。ムリしないで自分のペースで」
 
助言通りだったらしく、最初しばらくがキツかったようです。
「あれ?こんなはずじゃなかった」と感じたようです。
 
母は、常日頃からヨガに通い、身体はかなり丈夫で体力もあります。
うちの若いスタッフより体力あるな、と感じるくらいです。
その母でもやはり久しぶりの山登りはキツかったようです。
 


 
 
ところどころ歩きにくいところもありますが



 
良く整備されているところもあり、登りやすかったです。
 
母の歩みに合わせます。
最初は母が前に。
途中から「交代して」と言われ、私が先に。
車の中では「よくしゃべるなー」と思っていましたが、登り始めたら全くしゃべらなくなりました。
 
ちょっと手持無沙汰な私は、高山植物を撮影しまくりました。
本当に綺麗でした。


 
花弁が9枚だから、高嶺苦菜(タカネニガナ)かな。


 
 
紅葉唐松(モミジカラマツ)
 
 
 
山荷葉(サンカヨウ)の実
 
 
 
深山金梅(ミヤマキンバイ)かな。
他にも似たような高山植物があり、見分けが難しいですね。
花屋とはいえ、高山植物は普段扱うわけないので、知識が全くないです(苦笑)
 
 
 
 



 
大倉山避難小屋(2020m)まで来ました。
登山口が1250mなので800mほど登りました。
3時間近くかかっているのでコースタイムより少し遅めです。
仕方ないです。71歳の母、よく頑張っていると思います。
 


 
ついに脚が止まってしまいました。太ももが痛く、脚が上がらないとか。
 
「ザック、持とうか?」
「いや、いい!!大丈夫」としばらく頑張っていましたが
 
この後、代わりに持ってあげました。
 
天気もすぐれず、ガスってきてしまいました。
嫌な予感がします。
 
 
 
登山口で見かけた看板に少し心配していましたが
 
 

 
登山道の雪渓はだいぶ溶けて、普通の登山靴で大丈夫でした。
そうはいっても、脚を滑らせたら谷まで滑落するところなので、とにかく慎重に。
 
そして
 
 
 
ついに、雨が降り出しました。
ふう。今年はどうも外れてばかりです。
Aランクの予報だったのに・・・・
 
最初はポツリポツリから
 
雨具を着ないとダメな降り方になってきました。
 
「私、昨日KONGさんでいい雨合羽買ったばかりだから着たかった!」
 
母は、モンベル社の雨合羽を買ったらしく、着れるのが嬉しそうでした。
 
 
とはいえ、この後勾配のキツイ箇所も表れ、何度も歩みが止まる母。かなりキツそうです。
 
これは頂上まではムリかな、と思いました。
 
「何とか室堂までは行こう」
 
そう励ましました。
 
私は内心、めちゃくちゃ後悔してました。昨年行った妻との焼岳も、コース選択を誤りましたが、またもやってしまいました(汗)
 
「しまった、もう少し楽な登山にすべきだった。過去に登ったことがあるからってそれは7年も前のことだし、今の母の年齢を考えたら3時間くらいで登頂出来る山にすべきだった・・・」
 
ここまで来たら、今さら遅いです・・・・・
 
続く。
 
 

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