2012年9月3日月曜日

新しい家族

昨日はいい事がありました。

「空の色」のHPを作っていただいたH夫婦に高山でお会いできました。
実はお会いするのは今回が初めて。電話でも一度話しただけ。

メールのやり取りは数えきれないほど。
文字だけのコミュニケーションでこれだけのホームページが出来上がりました。
最近、社内で勉強会を開き、SNS全般について皆で学んでいますが、直接会って話すことのないコミュニケーションの難しさ。それはやはりコミュニケーションの奇跡(軌跡)だったなと、やはりお会いして実感しました。

正直、少し緊張しました。メールやブログでのやり取りで、ある程度はお互いのことは分かってはいたのですが、こういうのはかえって緊張するものですね。もしかしたらわたし、緊張で変な動きをしていたかもしれません^^;

また、次回お会いできるのが楽しみです。ぜひお店にも来て頂きたいです。



さて、今日はスタッフのあゆみが実に素晴らしい経験をさせて頂いたのですが、花屋の魅力というものはこういったところにあるのかなぁと思います。いま、現在 「空の色」ではスタッフを募集していますが、ぜひその方にも、花屋で働くことの魅力を知っていただきたいなぁと思います。

実は最近、スタッフ皆に、ひとつのお願いをしました。

「ひだっちブログの中で、みんな新しく来てくれるスタッフの方に向けて、自分が花屋で働き始めたときのことや、その動機なんかをメッセージ風に伝えてくれませんか?」
「ちょっとやってみたいけど、何か大変そうだし、よく分からないしどうしようかなぁ」と思っている人がいるかもしれないから、そういうの読めたら飛び込みやすいんじゃないかな、と。


で、わたしから自己紹介を兼ねて書いてみます。

新しく来てくれるスタッフの方、初めまして。

わたしがflowerー空の色ーのオーナーです。
40歳男性 子どもが3人おります。妻とともに名古屋の花屋で勉強をさせて頂き、11年前に高山に戻ってきました。いま現在はリニューアルしたお店の2階に住んでいます。

わたし個人のことを少しだけ話すと、わたしはもともと花屋を継ぐ意思はありませんでした。むしろ花屋だけはしたくないと思っていました。(忙しくてほったらかしにされたからかもしれません)42歳で転職して岩田花屋に戻ってきた父と母の苦労など知る由もなく、今思うとワガママな学生時代でした。71年生まれの就職氷河期で、希望する就職先など当時中途半端だったわたしにあるわけもなく、実家に戻り甘えた生活をしておりました。見かねた母がわたしを名古屋に追い出してくれ、3か所もの大変恵まれた修業先で、流通から販売まで花屋としての厳しい修業をさせて頂きました。卸売市場→花屋(大規模)→葬儀専門花屋(大規模)の順に修業をさせて頂いたのですが、新人の頃、初めて花束を作ったときの記憶は今も鮮明に残っています。

2番目の修業先の支店のひとつで、作らせてもらったというか作らざるを得ない状況だったのですが、高校生くらいの女の子がお客様で、作り終わった後「えーなんかちがうー」みたいなことを言われてしまい、先輩女性スタッフがあわてて作り直してくれました。顔から火が出るくらい恥ずかしかった覚えがあります。恥ずかしいやら悔しいやら、でもそんな思いは修業のあいだずっと付いてまわりました。(今でもあります)

どんなお仕事でも、ある程度プロとしてやっていくまでには、プロセスは必要です。そしてその道は決して平たんではないです。その苦労の道の先には、駆けてきた距離だけの光り輝く自分がいると思います。今の輝く先輩スタッフたち、決して平たんな道を歩んできてはいません。皆、涙無くして語れない辛い思いもたくさんしてきました。

またもおどかしてしまいましたが^^;
もしかしたら不安を抱えているあなたに伝えたいことはただ、ひとつ。

「一緒に働いてくれるあなたは空の色の家族同然です」

正直、お父さん役であるわたしは、確かに厳しいかもしれません。感情で怒ってしまうようなダメなところもあるかもしれません。母親役もちょっと抜けていたり、頼りなかったりするかもしれません。けど、一緒に働いてくれるからにはやっぱり家族同然かなと思っています。
なので、これからひだっちブログの方で、各々自己紹介してくれるだろうスタッフも、「空の色」の家族です。きっと皆も同じ気持ちで迎えてくれると思います。

2児のママでありながら、家庭と仕事と両立、いつもパワー全開。苦労の分だけの笑顔がいつもまぶしい大輪の花「たまちゃん」
山あり谷あり、わたしと白熱のバトルを繰り広げながら、プリザーブドフラワーの9割は彼女の作品という、出来る女、深紅のバラのような「なか」
苦労の甲斐あって急成長し、めっきりいい女街道を突っ走っている満開までもう少し「あゆみ」
かつてのベテラン。「スランプ」からの脱却に悪戦苦闘、実は最も成長を期待している「みき」
若さ全開というわけにはいかず、まだ自分を出しきれていないこれからの期待の蕾(つぼみ)、心優しい「かよ」
要領よりクオリティを重視し、時間はかかるが作るものの質はめっぽう高い、苦労の分涙もろくなった「ノリコ」
生まれたときから商売人で、商売の原点を教えてもらった、引退したいのにまだまだ咲き続ける苦労人「母」
紅一点の反対、男一点、仕事はできる、早い、やる気MAXの3拍子そろっているが、あと少し何かが必要で上手に咲けない「じょー店長」


じゃあ、わたしは花に例えると何でしょうかね^^;

今日これからの仕入れはそれを探しながら、回ってみようと思います。


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