2016年1月5日火曜日

2016年抱負・仕事編

「空の色」で、昨年12月から始めたお互いを褒めるミーティングは、大変良い試みで、お互い欠点を不満に思うでなく、良い所を探すようになりました。そうするとおのずと発する言葉も変わってくるものです。「褒める」ことは「認める」こと。やはり誰しも、認められるというのは指導されたり、叱られたりするより嬉しいものなのかもしれません。

31日の大晦日の最後のミーティングでは、みんなが私を「褒める」対象にしてくれました。私は、(これは本当に)褒められるのが苦手でして、終始背中がかゆかったです。どちらかというと、「社長。こういう会社にしましょう!」とか、現状ダメ出しの方が本当は嬉しいです。

皆からの発表の中、一番多く聞いたキーワードが「細かい」でした(苦笑)こういう時はその人の一番の印象が出るものです。自分でも自覚していましたが「そうかやっぱり私はみんなの中で細かいって印象なのか」と改めて再認識しました。もっとも、「良く気付いて見てくれる」といったニュアンスが多かったので、決して悪い意味で言ったのではないとは思いますが。(思いたい。笑)

その他では、入社の前の面接の話がいくつも出て、私にこんなことを言われました、とか(ごめん、私覚えていない・・・)すっかりなれそめ風になってきて、これは褒められミーティングなのか、とも思いましたが、そこまで私のことを考えてくれていたのか、と正直嬉しかったです。

反面、誰一人として「社長は仕入れをすごく頑張ってくれている」とか、内心自分では頑張ってるよなーというポイントは出てこなかったのが少しさみしくもあり、まあ、でもそんなもんか、名古屋仕入れの大変さなんか行ったこと無ければ分からないよなーとか思いました。(やっぱりこまけーな、自分。典型的A型男子)

さて、見事に脱線してますが

まずは昨年1月のブログから


人は変わろうとするとき、いくら周りがアドバイスをしても、本人が「変わろう」と思わない限り、変わらないし、変われないと思います。最後は自分自身気付けるか気付けないか、そこかと思います。皆に共通して言いたいのは、常に自己を見つめること。自分自身がかけがえのない存在であり、無限の可能性を持った唯一無二の存在であると、絶えず自らに言い聞かせることが大事ではないでしょうか。いい意味での「自尊心」を高めることは良い事です。
 
「自尊心」だけを高めてはいけません。それではプライドの高い人間になってしまいます。「自尊心」はどれだけでも高めても良いのですが、同じ高さだけ自分以外の人間の存在も大事に考えないといけません。見ず知らずの人も含め、他人を尊重するということです。
 
これが私自身抱える課題であり、2015年の抱負にしたいです。
 
としていましたが、いったい私はどこまで達成できていたかな?と、自問自答します。
 
公言すると恥ずかしいですが、私はずっと「スタッフの成長」こそ私のやりがいと思ってきました。細かい(笑)社長ですので、言い過ぎたり、干渉し過ぎたりしたかもしれません。ただ、皆の成長を心より望んでいたことは紛れもない事実です。それだけは、皆に伝わったかなと思っています。
 
スタッフ皆、すごく成長してくれました。いくつも素晴らしい花を作って、お客様を感動させてくれました。お客様を感動させるためには、まずは我々が感動を共有できるチームでありたいです。調子の良い子が作った花は、まさにオーラがあります。花のパワーに、色目、バランス感など、多くの要素が絡み合い、最高の花が出来上がります。私の役目はそのための素材を見極めてくること、そしていかに良い花をお値打ちに仕入れをしてきて、オシャレで、ボリュームも良く、かつお値打ちで、接客や電話応対などの良いサービスも提供できるかです。 

それは、私1人の力では成し得ません。スタッフみんなが居てくれて、チーム空の色があって初めて成り立つ。私がたまたまトップを務めているだけで、空の色は間違っても私の会社ではないです。我々も含め、スタッフみんなが自分を高めるツールの一つに過ぎず、やりがいがあり、休みがあり、あわよくば(この業種にしては)給与が良く、何しろ働き甲斐がある職場。

大変長くなりましたが、そんな会社でチームであることが

私の2016年の抱負であります。

で、終わりかと思いきや、まだまだ続くのですが

「そうか、雰囲気作りは社長の仕事か」

いえ、違います。

皆、自分の頭で考えて頂きたい。どうしたら働きやすい職場になるか、どうすれば昨年末のように残業を少なくできるか。自分たちで自分の職場環境は作るのです。

また、私がOKを出す花を作ろうとしてしまうことがありますが、それも本来違います。私の目を通して見るのではなく、お客様の目を通して見て欲しい。「この花でお客様を満足させれるのかな?」と常に厳しい目で見て欲しいのです。それには自分自身を正しく知ることが大事です。皆にずっと何度も繰り返し伝えていることです。

商品は商品であって、我々の花の作品展ではありません。お客様のキモチを代弁し、花に託すことが我々の役目なので、そこを誤解したらダメです。そこはプロとしての意識を高く持って欲しいですね。

と書くと、すごく大変で責任重大な仕事に思えてしまいますが、実際はそんなに大変なことではないです。なぜなら、空の色はチームだからです。お互い、助け合い、フォローしあい、得意なところを活かし合う。「お客様のキモチを代弁する」これについては最初は下手でもいいから、一生懸命接客すれば良いのです。一生懸命さは必ず伝わります。上手くいかない時は、皆がサポートしてくれます。

自分自身を見つめよう、と書きましたが、ダメなところ、出来ないところは変えるのは難しいです。それよりも、良いところを伸ばしていく方がいいと思います。その為に、褒められミーティングがあるのです。

長くなったので、いったん切ります。続きます。




 

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