31日の大晦日の最後のミーティングでは、みんなが私を「褒める」対象にしてくれました。私は、(これは本当に)褒められるのが苦手でして、終始背中がかゆかったです。どちらかというと、「社長。こういう会社にしましょう!」とか、現状ダメ出しの方が本当は嬉しいです。
皆からの発表の中、一番多く聞いたキーワードが「細かい」でした(苦笑)こういう時はその人の一番の印象が出るものです。自分でも自覚していましたが「そうかやっぱり私はみんなの中で細かいって印象なのか」と改めて再認識しました。もっとも、「良く気付いて見てくれる」といったニュアンスが多かったので、決して悪い意味で言ったのではないとは思いますが。(思いたい。笑)
その他では、入社の前の面接の話がいくつも出て、私にこんなことを言われました、とか(ごめん、私覚えていない・・・)すっかりなれそめ風になってきて、これは褒められミーティングなのか、とも思いましたが、そこまで私のことを考えてくれていたのか、と正直嬉しかったです。
反面、誰一人として「社長は仕入れをすごく頑張ってくれている」とか、内心自分では頑張ってるよなーというポイントは出てこなかったのが少しさみしくもあり、まあ、でもそんなもんか、名古屋仕入れの大変さなんか行ったこと無ければ分からないよなーとか思いました。(やっぱりこまけーな、自分。典型的A型男子)
さて、見事に脱線してますが
まずは昨年1月のブログから
人は変わろうとするとき、いくら周りがアドバイスをしても、本人が「変わろう」と思わない限り、変わらないし、変われないと思います。最後は自分自身気付けるか気付けないか、そこかと思います。皆に共通して言いたいのは、常に自己を見つめること。自分自身がかけがえのない存在であり、無限の可能性を持った唯一無二の存在であると、絶えず自らに言い聞かせることが大事ではないでしょうか。いい意味での「自尊心」を高めることは良い事です。
これが私自身抱える課題であり、2015年の抱負にしたいです。
としていましたが、いったい私はどこまで達成できていたかな?と、自問自答します。
公言すると恥ずかしいですが、私はずっと「スタッフの成長」こそ私のやりがいと思ってきました。細かい(笑)社長ですので、言い過ぎたり、干渉し過ぎたりしたかもしれません。ただ、皆の成長を心より望んでいたことは紛れもない事実です。それだけは、皆に伝わったかなと思っています。
スタッフ皆、すごく成長してくれました。いくつも素晴らしい花を作って、お客様を感動させてくれました。お客様を感動させるためには、まずは我々が感動を共有できるチームでありたいです。調子の良い子が作った花は、まさにオーラがあります。花のパワーに、色目、バランス感など、多くの要素が絡み合い、最高の花が出来上がります。私の役目はそのための素材を見極めてくること、そしていかに良い花をお値打ちに仕入れをしてきて、オシャレで、ボリュームも良く、かつお値打ちで、接客や電話応対などの良いサービスも提供できるかです。
それは、私1人の力では成し得ません。スタッフみんなが居てくれて、チーム空の色があって初めて成り立つ。私がたまたまトップを務めているだけで、空の色は間違っても私の会社ではないです。我々も含め、スタッフみんなが自分を高めるツールの一つに過ぎず、やりがいがあり、休みがあり、あわよくば(この業種にしては)給与が良く、何しろ働き甲斐がある職場。
大変長くなりましたが、そんな会社でチームであることが
私の2016年の抱負であります。
で、終わりかと思いきや、まだまだ続くのですが
「そうか、雰囲気作りは社長の仕事か」
いえ、違います。
皆、自分の頭で考えて頂きたい。どうしたら働きやすい職場になるか、どうすれば昨年末のように残業を少なくできるか。自分たちで自分の職場環境は作るのです。
また、私がOKを出す花を作ろうとしてしまうことがありますが、それも本来違います。私の目を通して見るのではなく、お客様の目を通して見て欲しい。「この花でお客様を満足させれるのかな?」と常に厳しい目で見て欲しいのです。それには自分自身を正しく知ることが大事です。皆にずっと何度も繰り返し伝えていることです。
商品は商品であって、我々の花の作品展ではありません。お客様のキモチを代弁し、花に託すことが我々の役目なので、そこを誤解したらダメです。そこはプロとしての意識を高く持って欲しいですね。
と書くと、すごく大変で責任重大な仕事に思えてしまいますが、実際はそんなに大変なことではないです。なぜなら、空の色はチームだからです。お互い、助け合い、フォローしあい、得意なところを活かし合う。「お客様のキモチを代弁する」これについては最初は下手でもいいから、一生懸命接客すれば良いのです。一生懸命さは必ず伝わります。上手くいかない時は、皆がサポートしてくれます。
自分自身を見つめよう、と書きましたが、ダメなところ、出来ないところは変えるのは難しいです。それよりも、良いところを伸ばしていく方がいいと思います。その為に、褒められミーティングがあるのです。
長くなったので、いったん切ります。続きます。
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