2016年5月18日水曜日

せせらぎマラソンレポ その3

雨は一向にやむ気配がありません。それどころか、時折雨脚が激しくなる。この頃からキャップのつばから水滴が滴るようになりました。

何で早朝から
雨の中
普通は人が走るようなところでないところを
たった1人で走っているんだ
(アタマ、おかしいやろ)

何度も思いました。雨がやんでから出発すれば良かったかな、とも後悔しました。(ただ、結果的にはこの選択で正解だったことが後で分かります)

この時はあまりの過酷な状況に、すでにココロが折れそうでした。

この頃は歩道も無くなり、車道の隅を走りました。たまに行き交う車が水しぶきをあげて通り過ぎていきます。







気温は7℃を示していました。(撮影に失敗、点滅表記で写せなかった^_^;)


携帯を取り出すのに、手がかじかんで思うように出せません。この先、西ウレ峠まで撮影は諦めました。

「いつこの雨やむんだろ」

そればかり考えていました。こんなにも冷たい雨に3時間近く打たれるくらいなら、炎天下で暑い方がまだいい、とか、あれこれ考えながらひたすら坂を登りました。

ただ、相当に辛い状況でしたが、不思議とペースは落ちず、6分~7分/kmあたりで登っていきました。


そして





一度も歩くことなく頂上の西ウレ峠に到着。


標高1,113m。約30km地点です。
タイムは3時間11分。なかなか良いタイムかな。

峠を越えたら今度は下りです。


ランナーにとって、坂道を下るのって案外難しいんです。上りに比べて楽だからと、ペースを上げたりすると、脚の筋肉に負担がかかり、膝などを痛めてしまうことがあります。(私は何度も経験があります)いかに上手に下り坂を走れるかが、重要なのです。

ペースを上げていないつもりでしたが、5分台が何ラップもあったので、やはりペースが早過ぎたかもしれません。

というのは、この頃少し気になっていることがあり、一刻も早く中間点のパスカル清見に着きたくて焦っていた。


それが「給水」です


パスカル清見まではちょうど42kmほど。フルマラソンの距離です。

ところが、あの新宮町のセブンで飲んだREDBULL以来、何も飲んでいない。。。。
しかもここまで自販機1台発見出来ず。どこかにあったように記憶していて、あまり気を付けていなかった。

練習で15kmくらいの距離を無給水で走ったことは何度もあったけど、さすがに42kmを無給水ってやったことないし、そもそもやっていいの?って話。


西ウレ峠を越え、ようやく雨がやみ、ホッとしたのもつかの間、今度は違う心配が頭をよぎるようになってきました。さんざん雨に打たれ、身体はびしょ濡れで寒さを感じていたので、のどの渇きはなかったですが、まだあと10km以上あるし水分不足になったらどうしよう?と。


ああっ!
思い出した!!

湧き水のポイントがあったわ!!

思い出したとき、泣きそうなくらい嬉しかった。




命の水

荘川マラソンの時も湧き水の美味さに感動したが、今回も本当に美味かった。こんなに美味い水、飲んだこと無いってくらい。

コンビニで買ったカロリーメイトもここで食べ、パサパサの口の中を、湧き水で流し込みました。

湧き水があってくれて本当にありがとう。
道中が雨であってくれて本当にありがとう。

これが、晴天だったら、この湧き水ポイント前で水分不足になっていたかもしれません。雨に打たれたのは辛かったけど、後から思えば救われたのかもしれません。



それでも35km無給水は初めてでした。
 




パスカル清見に到着。


サブ4はもちろんムリですが(狙ってもない)4時間18分ほどでした。1度も歩くことなし。でもって、体力もまだだいぶ残していました。よし、ここまでは計画通りや。




2回目の給食と、自販機のコーラで。

10分ほど休んだら、いよいよ郡上市に入ります。


続く。。。。次回はゴール。




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