2015年8月9日日曜日

荘川マラソン そしてゴールへ

異変に気付いたのは、荘川町との越境手前の25km付近。

まずは、腕を振ると脇の下から発する違和感でした。違和感はすぐに痛みに。脇の下の汗を拭こうとするとなぜか痛い。

簡単に言うと、重症の汗もが脇の下に出来てしまったようでした。つまり、比較的穏やかな気温に対し、おそらく90%を超えていたのではないかという高湿度。暑がりで汗かきな私は異常なくらい汗をかき、ウェアは肌にびっしょりと張り付いていました。これで気温が高ければ汗は乾くのですが(今の夏ランは一瞬で乾きます)、低気温高湿度は、完全に汗が汗腺を塞いでしまい、炎症を起こしました。ゴールした時は、脇の下は真っ赤になり、拭くなんてもってのほか、水をかけるだけで信じられないくらいの激痛が走るほどでした。(写真がありますが、えげつなかったので掲載はやめます)

ただ、この脇の下の痛みは、少し脇を上げて走ったりで何とか耐えれました。

次の違和感は、30km付近の余りにも長い登り坂を登り切った辺り。右足太ももがピクピクしたかと思うと、右足がピキン!とつりました。立ち止まり、脚をさすります。

そこからは、走る→歩く、走る→歩く、を繰り返し繰り返し、そしてついに左足までつってしまい、立つことすら出来ず、脚を引きづりながら、路側帯に倒れこみました。

もう限界でした。「リタイア」の4文字が頭をよぎりました。


計測していたiPhoneは充電が切れ、リタイアしようにも連絡が取れません。しばらくしたら、電源は何とか入りましたが、リタイアとは言わず、かなり遅れる旨を伝えました。というのは、ゴールシーンと給水所シーンの撮影のために、ゴールの時間に合わせてスタッフが3人も来てくれているからです。

15分は休んだでしょうか。汗もようやく引いてきました。恐る恐る立ち上がってみました。あれ?痛みが引いた。

何とか走れそう。

再び走り始めました。両足はピクピクするし、汗をかき過ぎて我ながら悪臭がするし、喉は乾くし、待たせてしまいそうなスタッフや、新郎のご家族に申し訳ないし、で、もうボロボロでした。

六厩手前の神社の冷たい水には助けらました。拝んでお礼しました。





三谷の湧き水は、こんなに美味い水を飲んだの初めて、というくらい美味かった。

付近に自販機が無かったので、本当に助かりました。




帰り道で撮影。


35km付近で、合流してくれたスタッフにも感謝。たまちゃんは、飲み物に加え、コールドスプレーを脚にかけてくれました。

これはもう、何が何でもゴールするしか無い。


歩く→走る、を繰り返しました。暗く長いトンネルをいくつも超えました。


途中途中で、スタッフが撮影してくれました。




赤マル 私
手前 ジョー君

笑う余裕は全く無かったですが、一生懸命 撮影する様子には、かなり癒されました。

40kmからの最後の登り2kmは死ぬほど辛かった。ゴールの新郎家は、坂を登り切った所にあるのです。




ゴール直前の、情けない走りと、それを写すジョー君と見守る竹ちゃん。


何とかゴールしました。スタッフがゴールテープまで準備してくれて、嬉し過ぎ。

(タイムは恥ずかしくて言えませんが)

ただ、登り坂が多く、高低差がウルトラ並みだったことは、激しく言い訳しておきます!

その後、美しい荘川の山並みをバックにお祝いのコメントを撮影。新郎家からジョー君へのハイタッチや、ジョー君が駆け下りるシーンの撮影。

皆で昼食後は、六厩で給水所シーンを撮影。


以上で、荘川ロケが無事クランクアップしました。


支えてくれたスタッフみんな、新郎家のお父さん、お母さん、本当にありがとうございました。


私自身は、フルマラソンを(かなりハードな内容でしたが)走れたことは貴重な経験でした。この時の不甲斐なさからの反省が、今の練習に繋がっています。


本当にありがとう。私の意地とワガママに皆を付き合わせてしまったかな。




もうLINEグループは解散しましたが、この時のたまちゃんのコメントがすがすがしくて嬉しかったです (^^)

ありがとうね







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