2016年3月25日金曜日

卒園児親 代表謝辞


お礼の言葉

 やわらかな日ざしに、花のつぼみもふくらみ始め、若葉も萌えだすこの佳き日に、このような卒園式を執り行っていただきまして、誠にありがとうございました。

 

 僭越ではありますが、卒園児保護者を代表いたしまして、一言ごあいさつ申し上げます。

 

卒園証書を受け取った、13名のきりん組の皆さん。どの子も元気に立派な姿でとても頼もしいですね。その姿を眺めながら、走馬灯のように、6年前に入園した頃からの様々な記憶がよみがえり、目頭が熱くなりました。

 お兄ちゃんやお姉ちゃんが居たとはいえ、さすがに0歳児から預けるのは心が痛みました。娘の泣き声を背中に受けながら、園庭を逃げるように去ったあの頃。いつもそんな娘を、笑顔で「おはよう」と抱きとめてくれた先生方。先生方の優しく穏やかな愛情に包まれ、子どもたちはこんなにも成長できました。

 いつの間にかオムツを卒業し、スモックのボタンを自分ではめれるようになり、「きりん組」と書いたバッジも自分で胸に付けれるようになりました。

 「ママー。しーちゃんねー。けんすいで行って帰ってこれるんやよー」と、自慢げに話す娘の声が、昨日のことのように思い出されます。

 数多くの行事を経験させてもらいました。遠足では虫をつかまえることがどうしても出来なかったけど、発表会ではキラキラの衣装を着させてもらえました。運動会でのバルーンや鼓隊は、うさぎ組の頃からのあこがれでしたね。他にもお誕生日会や作品展など、沢山の行事を経験するたびに、子どもたちは成長していきました。

その陰で、先生方は、私たちの知らない大変なご準備や、子どもたち一人一人に対する、きめ細やかなご指導がきっとあったことでしょう。園長先生を始め、素晴らしい先生方に見守られ、園生活を送ることができた子どもたちは本当に幸せだったと思います。

 

長男は来月で中学生になります。その長男が北保育園に入園したのが10年前。3人で10年間、北保育園には長くお世話になりました。正直、送り迎えが大変な時もありました。仕事の都合で、お迎えがどうしても遅くなってしまった日もありました。娘が一人ポツンと待っていたあの日。それでも隣にはいつも、笑顔の先生方が居てくれました。

 

 明日から、あの日々がもう無いのかと思うと、寂しさがこみあげてきますが、あの日々があったからこそ、子どもたちだけではなく、私たち親も成長することが出来ました。これもひとえに、北保育園の先生方のお蔭です。本当に長いあいだお世話になり、ありがとうございました。

 今、目の前の子どもたちの様子を眺めると、どの子も自信いっぱいで、キラキラに輝いて見えますね。子どもたちは、溢れんばかりの思い出を胸に、今日この保育園を巣立っていきます。そんな子どもたちの姿をこれからも見守って頂けますよう、お願い申し上げます。

 

 本当に、たくさんの思い出を作って頂き、ありがとうございました。

 

 最後になりましたが、北保育園の益々のご発展と、園長先生を始め先生方、ならびにご臨席の保護者の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、お礼の言葉とさせて頂きます。

 ありがとうございました。

 

 平成二十八年三月二十四日

    卒園児保護者代表

          

 

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