「潔い」(いさぎよい)という言葉が好きです。
自分の信念や目的意識が明確で、生き方にブレが無く、日本人的な言葉のニュアンスには何かそこに独特の美意識までみえます。
わたし自身そうありたいと思っていますが、程遠いですね^^;
8月24日付けの中日新聞朝刊に、ちょっとココロに残る記事がありました。
漫画「ブラックジャックによろしく」の著者(佐藤秀峰さん)が、自分の漫画について二次利用を自由化した という内容でした。
以下中日新聞より抜粋
「漫画や小説の二次利用は一般的に著作者の許諾が必要だが、佐藤さんは商用か非商用かの区別なく、その利用を認めるとしている。その狙いは「従来の著作権を振りかざして利益を得る方法は段々と古くなっていくはず」「どのように作品が拡散し、利用され、著者に利益をもたらすのか、もたらさないのか、その調査をしたい」
「佐藤さんが自由化に踏み切った背景には、複製が簡単に出回ってしまうインターネット時代の著作権のあり方に一石を投じたいという思いや、漫画家の利益が十分守られない出版業界への不信があるとみられる」
「佐藤さんの試みはいわば、見本を無料で配布し、注目度を高めて別な手段で収益を上げる手法。そうせざるを得ないところまで、正規品の置かれた状況が追い込まれているということだろう」
受け止め方はさまざまかと思いますが、わたしの場合は「潔いな」と思いました。
きっと、同業者や出版界からは、異端児のように扱われ、それでも自分の信念に基づいての行動はそれなりの覚悟がないと出来ないことかもしれません。
そういった意味でいうと、大阪市長の橋下さんも割と好きなのですが、こういった改革を行う人たちは当然風当たりも強いわけで、けど、それくらいの強い意志がないと、改革は行えないと思います。
で、さっそく「ブラックジャックによろしく」を読んでみました。
(名前は聞いていましたが、初めて読みました)
以下の筆者のサイトから無料で全巻読めます。
http://mangaonweb.com/creatorOCCategoryDetail.do?action=list&no=2&cn=1
1晩で全巻読んでしまった^^
面白かったです!!
ほんとよく調べあげているなと感じました。
途中の新生児のところは涙無しには読めませんでした。
佐藤秀峰さんのファンになりました。
ぜひ、お勧めです。
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