2016年9月30日金曜日

連載vol.5 槍ヶ岳 下山

頂上は大変狭く、その割には大勢の登山客で一杯でした。

15人くらいは いたでしょうか。

瞬間的にガスが晴れることもありましたが、割と終始ガスっていて
せっかくの景色は堪能は出来ませんでした。

おまけに、なぜか私のiPhoneが、充電が半分以上あるにもかかわらず、頂上だと電源が落ちるという不思議な現象が起き、しばらくすると電源が入るのですがまた落ちるという残念なことがしばらく続き

写真を撮ることを諦めました。

登頂した写真だけ撮れたのが救いでした。


風も相当に強く、何と言っても下山の道のりが心配だったので
20分ほどして降りることにしました。




さすがに降りるときは、脚がすくみました。

けど、いざ降り始めると割とすんなり降りれました。怖いというより、楽しいが強かったです。

ただ、雨天時は間違っても登りたくないな、と思いました。


 

槍ヶ岳を眺めながら、食べるオニギリ(ザックの中でつぶれ気味)が美味すぎる。






周りの方々はけっこう、ガスボンベで調理をしている方が多く、ちょっと羨ましかった。

ただ、私のような日帰り登山だと、余りゆっくりしていられないので、当分は要らないかな。

槍ヶ岳の美しい姿を目に焼き付け、いよいよ下山開始です。
 




「同じ距離を行くのか、ふぅ」とかは思っていけません。
「同じ距離をまだ歩ける、幸せ!」と思うようにしています。

とかっこイイこと言っても、実際はエライけど(−_−;)





くだりは自然と早歩きになりますね。「早く降りよう」という気持ちが強いです。仕事もあるし。
 
けど、下山は本当に長く感じます。
富士のときも長かったなー




行きに撮影出来なかった「藤木レリーフ」
 
ロッククライミングの創設者だそうです。



 
14時半
 
長い・・・・歩いても歩いても着かない(汗)
 


 
15時半
 
ようやく
ようやく登山道が終わりました。
ここからは安全な林道です
 
5kmあるけど。



 
登りのときに行かなかったショートカットに興味本位に入ってみたら
 
とんでもない登山道でした(大汗)
 
途中、橋が崩れている箇所はあるわ
迷いそうになるわ(道が分かりにくい)
疲れ切った身体にはかなりキツかった。
 
ここは絶対にお勧めしません!!!
(というか、夜中に通ったヤツすごいな、尊敬するわ)



 
無事下山
 
コースタイム
新穂高登山口⇔槍ヶ岳山頂
12時間半でした(休憩含む)
 
(通常のコースタイム16時間50分)



 
お土産買う余裕なし。
次の日も名古屋仕入れって・・・・
 
空いたペットボトルに汲んできた
 
お土産「北アルプスの天然水」
 
子どもたちの受けがまるで無い。そりゃそうだ。
 
 
初めての本格的な北アルプス登山が、私の46歳(ん?45歳?もう自分の歳分からん、つか40越えるとどうでもいい)の誕生日でした。良く頑張りました。ちょっと自分を褒めてやりたいです。
 
 
槍ヶ岳レポ終了
(ヤバいわ、行く方が多過ぎて次々たまっていく。記事書くのが間に合わない)
 
 
 

2016年9月29日木曜日

連載vol.4 槍ヶ岳登頂

 
飛騨乗越(標高3,020m)
日本で最も高い位置にある峠です。
せっかく着いたのに、急にガスが出てきました。
稜線上なので風も強いです。
 


 
大喰岳(おおばみだけ)が美し過ぎる。
見える登山道は、大喰岳→中岳→南岳と続きます。
 
 


 
5分置きに姿を変えます。
見ていて飽きない。



 
登った分、降りるわけです。
すでに下山のことをイメージし、アミノ酸を補充。
 


 
遠くに見えるのは「殺生ヒュッテ」
山小屋です。


 
 


 
テント場を越えたら




 
 
一面のガスの中、到着。


 
 
よく登ってきました。




ガスで何にも見えない。
これが槍ヶ岳なのでしょう・・・・


 
 


 
山荘到着。


 
標高3,080m
 


 
 
ん??



 
 
うわーーーーー!!
一気にガスが晴れたかと思ったら、姿をあらわした槍ヶ岳!!
 
圧巻です!!!!
 
「美しい」の一言に尽きます。
 
 
 

 
 
岸壁をよじ登っている人が見えます。
私もいよいよ目指します。


 
ザックを小屋に置いて、貴重品だけ持っていよいよ登頂です。
 グローブは必須です。
ヘルメットは私はしませんでしたが、落石による事故も起こっているので
本当は着用した方がいいです。


 
ここから登ります。
年配の女性も何人もいました。
たくましいなあ
 
 
 
ルートはペンキで示されています。
 

 
写真や動画で見ると、すごく怖く見えますが
 
 
 

 
実際登ってみると、案外怖くなかったです。


 
私です。



 
 
なんと、気の優しい男性の方が
わざわざ私の携帯を預かり、下から撮ってくれました。
その後、頂上でも。
 
登山をする人は、ほんと良い人ばかりだなぁ。
 

 
 
とはいえ、下はあまり見ない方がいいです。

 
下に見えるは肩の小屋(槍ヶ岳山荘)
 
 

 
 
 
最後の梯子を登ると・・・・
 

 
頂上でした。


 
 
着いたーーーーー!!!!
槍ヶ岳登頂(標高3,180m)
日本で5番目に高い山です。
 
憧れの山を制覇出来ました!!
 
感動です
 


 
 
 
(何ともイマイチな笑顔だったので消してやりました 笑)
 
 
 

2016年9月28日水曜日

連載vol.3 槍平→千丈分岐→飛騨乗越

槍平小屋で最初の休憩。
AM7時→AM7時半

小屋は登山客が出て行った後なのでしょう。ガランとしていました。

槍平のキャンプ場も人がまばら。

 
 

 
ペースを上げて先を急ぎます。
 


 
標高をあらわす看板が出てきました
 
2,100m地点 
1,090mの新穂高からは半分は登ってきたことになります。


 
湿った樹林帯を登っていきます
 
 

 
苔も張り付いていて、すべりやすいです。
途中、何組もの登山客が下山してきました。
昨日から登った人たちでしょう。
 
「こんにちはー」
声を掛けあう挨拶が清々しいです
 

 
2,400m地点
AM8時半
 

 
高度を上げると、紅葉が綺麗になってきました
 
空はまだガスがかかっています。
晴れて欲しいです。
 
 
 
飛騨沢の紅葉は始まったばかりでしょうか。
遠くの山並みに日が差しています。
晴れそう!!
 

 
千丈分岐に到着
 
 
 
 
標高 2,555m
8時50分
槍平から1時間20分
(コースタイムは2時間半)
だいぶ稼ぎました。ちょっとエラかった(汗)
 
 
 
 
ここには、救急箱が設置されています。
槍平小屋のご厚意だそうです。
 
 
 
一息ついて一気に登ります。
次は飛騨乗越(ひだのっこし)です
 
 
 
ガレ場をひたすら登ります。
 

 
 

 
景色が美しいところを登るのは気持ちがいいです。
富士山のときも同じでした。
振り返り振り返り、景色を堪能しながら登ります。
 
ただし、このコースは道中で槍ヶ岳は見えません。
(最後の最後に見れます)
 
 


 
おおお。日が出てきた!!
 

 
おおおお!!


 
おおおおお!!
ついに晴れた!!
 
と、1人で歓声を上げていました。
 
 

 
山は、本当に一瞬で晴れたり、ガスったりします。
 
晴れる時も一瞬で変わります。
 
その変化が感動するレベル。
 

 
歩きやすくなりました。
 
 
 
ヤバいヤバい。
美し過ぎる。
これはもう、来たものしか分からない美しさです。
 

 
 
 

 

 

 
 
到着!!
飛騨乗越
標高 3,015m
10時ちょうど
千丈分岐から1時間10分
(コースタイムは2時間15分)
 
ここまで来たら、槍ヶ岳はあと少しです。
 
 
続く・・・・