2017年6月24日土曜日

飛騨高山ウルトラマラソン まとめ

リタイアを覚悟して臨んだ飛騨高山ウルトラマラソン100km。
奇跡的に左ふくらはぎの痛みが最初から最後まで出ず、これはもう本当に不思議でした。それどころか、まるで走っているうちに治ってしまったかのようでした。

帰宅し、風呂に入りながら色々と身体を見てみると、右足のかかと横は大きな水ぶくれが出来て出血も。ワセリンを塗ってあった股間やわきの下の汗もは出来ませんでしたが、塗ってなかった臀部(お尻)には汗もが出来て赤くただれ、シャワーをかけるとかなり痛かったです。脚全体の疲労感は言うまでもなく、階段はかなりキツく、横向きに手すりをつかわないと上り下り出来ませんでした。けど、2日後にはかなり回復しました。



 
最終ラップが優秀ですね。(自画自賛)
赤木さんにも褒めてもらえました!!
 
 
妻がアップしたブログにはずいぶんと沢山の方の反響を頂き、本当に恐縮ですm(_ _)m

国内屈指のハードさを誇る、飛騨高山ウルトラマラソン100kmを完走できたのは、本当に嬉しかったですし、想像以上の達成感と、自分への自信に繋がりました。
 
以下、まとめです。
 
1.この完走は、師匠赤木さんのお蔭

 ふくらはぎの肉離れで国府の試走は実現出来ませんでしたが、直前にやって貰った丹生川支所⇔千光寺の試走はとても勉強になりました。試走のあいだに教えてもらった沢山のことも、レース当日に反芻しながら走りました。アドバイス通り、前半を抑えに抑えたことが、後半のビルドアップに繋がったと思います。他にも「ゲイター」を教えてもらったり、他LINEで教えてもらったことは繰り返し読み返しました。本当に感謝です。
 
2.この完走は、ある意味ケガのお蔭

 ふくらはぎの肉離れの違和感を、まさにレース直前まで持ったままの出場。「不安100%」という状況で出走しました。100kmというとてつもない長さに脚が耐えれるのか、レースに対する「畏怖感」がありました。これがもしも絶好調の体調であったら、調子に乗って前半を飛ばしてしまい、後半に地獄を見たかもしれません。この100kmへの「畏怖感」や、ケガの痛みへの「不安感」が、ある意味勝因のひとつだったのかもしれません。
 
3.ウルトラの達成感はジワる

 レース直後の達成感より、その後数日かけて訪れるジワジワとした達成感がヤバいです。昨年、富士登山を日帰り単独で行ったときに良く似ています。ハンパない達成感です。終わった後1週間くらい、ウルトラのことが頭を離れませんでした。さらにその後、まさかの「ウルトラロス」感までありました。過去の大会で味わったことのない感覚です。地元の大会であることもかなり大きな要素だったのでしょう。
 
4.100km完走というスペックは、多くの人を引かせる(笑)
 
 人は想像できることには共感しやすいです。例えば「昨日、焼き肉食べたんだー」「へー。いいなー」とかは想像出来ますよね。ところが、「ウルトラ100km走った」というと、かなりの確率で絶句されます。おそらくスペックが異次元で、想像の範疇を越え、どう反応していいのか分からないのでしょう。これはもう、走った者にしか理解できないかもしれませんね。
どんなことにおいても「その立場にならないと分からない」ってことありますから。
 
5.レースを振り返ると、そこには「感謝」しか無い
 
 100kmという長い距離を走れるのは、本当に有り難いこと。なぜなら、約1,300人を越えるボランティアスタッフ、20を越えるエイド、沿道の応援、などがあるから。1人でやろうと思っても、誰が途中で給水ポイントを作ってくれるの?誰が応援してくれるの?ってこと。カクレハ高原以降の林道など、とんでもないところを走らされますが、そんなへんぴなところにもちゃんとエイドは設置されています。熊出没注意の喚起がされていましたが、ランナーより、そのような場所で長い時間待機するボランティアの方々の方が怖かったのでは?
 「半日以上も走らされる」というより「半日以上も走らせてもらえる」という、その有り難さに感動しました。たったの18,000円でこのような素晴らしい経験をさせて貰えるのなら、コスパ安過ぎって思いました。
 
6.レース後に起こった出来事
 
 1.次女が風邪を引いた。私の到着が18時を回っていたため、半袖で来ていた次女が寒さにやられた。(翌日には回復)
 2.妻がウルトラに興味を持ち始めた。それまでかなり無反応だった妻が、多くのランナーを間近で見たせいか、にわかウルトラファンになってくれた。(ただし3日間のみ)
 3.ミーティングの時など、スタッフへの話の中に、しょっちゅう「ウルトラ100km」のフレーズが出るようになった。(苦笑)
 
7.マスコミには71kmも100kmも同じ
 
 「赤木さん3位入賞!!」を各紙で見るのを楽しみにしていたのですが、紙面はどこも71km連覇の方のニュースばかり。もちろん連覇は素晴らしい記録ですし、決して71kmバッシングではありませんが、ウルトラの醍醐味はやはり100kmかな、と。その100kmで、地元で初の3位入賞はもっともっと大きく取り上げて欲しかった。ま、弟子のお師匠愛もかなり入ってますが(笑)
で、私は各マスコミに言いたい。
「100km走ってから記事を書こう!!」(いや、もちろん冗談ですよ)
決して71kmを走ったランナーをディスってるわけでも無いです!(大事なことなので2度言いました)
 
結論
 
飛騨高山ウルトラ100kmは、私の人生の中で、かなり上位に来る素晴らしい経験でした。本当に楽しかったです!来年も、もちろんエントリーします!(目標12時間台)

それより前に
 
実は
 

9月に開催される「白山 白川郷ウルトラマラソン100km」にエントリーしようか、迷っているところです(笑)
 
 

以上、長い長い連載にお付き合い頂き、ありがとうございました。



 
 
 

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