2014年10月16日木曜日

くるみ割りオヤジ

国府のあじかで買ってきたクルミ。沢山入っていて200円。




一晩水にひたしておきました。




クルミを使った料理に挑戦です。

くるみ科くるみ属の落葉高木、また、食用としてその核果の仁を加工したナッツのことを『くるみ』と呼びます。漢字では『胡桃』という字を書きますが、その語源は、中国の西域諸国を『胡』と表すことから来ており、胡瓜(きゅうり)、胡椒(こしょう)、胡麻(ごま)などと同様に、胡から入ってきたものであるため胡という文字が冠されたのだそうです。このくるみの原産地は古代ペルシャだと言われており、紀元前7,000年前から人類が食用にしていた『最古の木の実』として、その効能も大変重用されていたと伝えられています。日本においても、縄文時代の遺跡からもくるみは発見されていて、DNA鑑定によると、野生種ではなくすでに栽培種であったことが証明されています。さて、くるみの食用部分は種の非常に固い殻の中に入っている中身の部分であり、専用の割器などで割って取り出します。 ソース元


 
ちなみに、高山には、高山市朝日町胡桃島という住所があります。秋神温泉のあるところです。日本全国には胡桃の名前が付いた住所がいくつかあります。

クルミってかわいい響きですし、女の子の名前にしてもかわいいですが、漢字で書くと何となく秘境感が出ますね。

さて、名前はかわいいクルミですが、殻はゴツい。何という硬さ。しかも日本国内のクルミは、鬼グルミと呼ばれる特に硬いクルミ。アメリカ産のクルミは比較的容易に割れるそうです。

さらに、雑学。

くるみ割り人形、という言葉がありますが、そもそもくるみ割り人形とはドイツの伝統工芸品。


これです。あまりかわいくない。

木製の直立した人形で、顎を開閉させて胡桃を噛ませ、背中のレバーを押しさげることで割る仕組みになっているようです。

さらに

くるみ割り人形というと、チャイコフスキーのバレエ音楽と、それを使ったバレエ作品が有名ですね。

あらすじ

とある王国にて、王子が誕生する。しかし、その場にいた人間がねずみの女王を踏み殺してしまったために王子は呪われ、くるみ割り人形になってしまう。


さて、長い前置きはここまでで、クルミとの格闘が始まりました。鬼クルミは割れ目が見えないくらい硬い殻で覆われています。

フライパンで炒ります。






段々と割れ目が見えてきました。





最初は、ハンマーを使ったりと色々試しましたが、上の写真のように割れ目に包丁を差し込み、トントンとたたけば、パカッと割れました。

昨日、たまたま包丁を砥石で研いでいて正解でした。ちなみに、指も切りました(≧∇≦) だいぶ包丁の研ぎ方も上手くなりました。


さて、実を取り出す訳ですが、これが実に難しい。カリフォルニアクルミだとスプーンで取れるくらい簡単らしいですが、国産のクルミはそうはいきません。

ボロボロと身が崩れてしまう。

失敗例



試行錯誤。余りにもうまくいかないので、イライラしてきました。何でリスは、自分の歯だけであんなにも上手に割って食べれるんやろ。


ほじくり出すこと、20分。ついに要領を見つけました。



竹串をこの位置に差し込みます。実のお尻の方です。頭の方は崩れてしまいます。

次に反対側も。




けっこう力がいります。奥までぐいっと。次に交互にほじくり出す要領で。




綺麗に取れました。上手に取れると嬉しい。子どもの耳あかが、ごそっと取れた感じ。(例えが悪いか)





茶碗一杯取れました。かなり大変やった。キモチが折れそうになりました。包丁で切った指もジンジンと痛みます。


フライパンで炒めます。焦がさないように気をつけます。メイプルシロップをかけます。良い香り。




メイプルシロップのカラメリゼ

のはず。(≧∇≦)

見た目わるっ。けど、味は良かったです。子どもたちも食べました。

クルミの栄養価はとにかくすごい。不飽和脂肪酸を始め、鉄分やタンパク質、ビタミン、他のナッツ類に比べても断然多い。カロリーもかなり高いですが。


次に、リンゴを切って耐熱皿に載せ、てんさい糖、バター、そしてクルミを載せて200度のオーブンで20分加熱。






またも見た目わるっ。

焼きリンゴは美味しかったけど、クルミはこの食べ方ではない方が良いな。クルミのレシピ、本当に多いですね。

ま、子どもたちが食べたから良しとしましょう。かなり高カロリーそうなので、私は味見だけ。


クルミと2時間ほど格闘しました。要領をつかめば、まだ比較的楽でしょうが、さすがにちょっとキツかった。

名古屋仕入れ帰りの寝不足でやることでないです。ちょっとだけ休もうと横になったら完全に落ちたらしく、夕飯も食べずに夜中まで爆睡。起こしに来てくれたらしいが、全く記憶に無い。

完全に酩酊しました。


ほどほどにしましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿