2016年4月23日土曜日
コラボセット商品の可能性/ 追加受注します
yakata coffee さんとのコラボ商品
Bセットは完売いたしました。沢山のご注文、ありがとうございました。
以前ご紹介しました、様々なお店とのコラボ商品。花単体での需要の限界を覚えたのがその頃でした。花だけではいつかは飽きられてしまう。そう感じていたことが現実のものとなりました。
名古屋に仕入れに行くたびに聞きますが、今まで通り花だけで販売している花屋さんは、圧倒的なネット通販の力に押されています。それこそコンビニでも母の日の花を売る時代。しかもそのクオリティはどんどん上がってきています。ネットワークの強さは、「花キューピッド」という日本全国の生花店がつながったネットワークをしのぐ勢いです。人気のある鉢植え、例えば紫陽花鉢の万華鏡は、ネット通販に牛耳られています。
そんな我々が生き残るすべが
「地元の優良企業(お店)とのコラボ展開」であったのです。
ネット通販の怖さは、私もかなり利用するので分かりますが、イメージとは違ったものであることが多々あること。また、大量生産なため、品質やオシャレさに若干の心配があること。作り手の顔が見えない怖さもあります。
完全にネット通販の花部門バッシングになりますが、彼らの仕入れは基本的に前倒しされています。事前準備が必要なので、仕入れが非常に早いイコール新鮮ではないということです。
そうした心配の中で台頭したきた花があります。品質の心配が要らないし、事前準備が前から出来るので作りためが出来る、花の劣化の心配も要らない。
そうです。「プリザーブドフラワー」です。
この生花を特殊加工した花がメジャーになってきたのは、8年ほど前だと思います。プリザーブは生花ではないから扱わない、と敬遠してきた花屋もありますが、うちはかなり早い段階から導入しました。海外のメーカーが主流でしたが、今では国内のメーカーも増えました。色合いや種類も増え、生花では難しい色目も実現し、我々が展開するバリエーションも増やすことが出来ました。
このプリザーブドフラワーのお蔭で、今回のコラボ商品が出来上がり、我々のような少人数の花屋でも大量の注文に応えることを可能にしたのです。
ですが、コラボ商品は花単体ではないので、いってみればおよさ半分はコラボ相手の売り上げとなります。
例えば、5,000円で売れても我々としては約2,500円 3,500円なら1,750円ほどが売り上げという、要は非常に薄利多売であるのです。1,000円台や、2,000円台での売値のプリザーブドフラワーは、なかなかネット通販ですら見当たらないのではないかと思います。これを市内配達は無料でしてしまうので、どれだけお値打ちであるか、分かってもらえるでしょうか?
母の日は、利益率の非常に悪い、いってみれば花屋のお祭りかと思っています。コラボ相手との密接な関係が構築できたり、お互いのお客様をとりこめたりと、新たなお客様の開拓にもつながります。売り上げや利益こそ低いですが、認知度を高めることが出来る、いわば宣伝のひとつなのかもしれません。
せっかく好評だったので、Bセットは追加で製作することにしました。
ですが、我々の作れる限界は15セットのみです。
ほんと、お値打ちな商品ですので、この機会にぜひお試しください。
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